家に戻って少し冷静になってきた私は

さっき男から貰った赤い紙袋をバッグから取り出した。


おもむろに中を開けると







リモコン式ピンクローターと


本皮の首輪が入っていた




「じゃあ、今度はそっちの紙袋をつけてきて」




目の前に男がそこにいるかのように


冷静でいれなくなっている自分がいた


目の前の心地よい波にのまれるように


あの男の感触が離れない




どうしたらいい?


どうしたらいい?


待ちきれない…




手が、また無意識に太ももの内側に入ってゆく


「んっ…」


このハジマリは



「はあっう…」




くちゅっくちゅっ




もうどこにも逃れられなくなってしまう


そんな危険な香りがしていた…








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