チェーホフの『いたずら』を二次創作した話 Part2

こんにちは✨️

けーめいとのるなですニコニコ


前回はチェーホフ『いたずら』の二次創作『いたずら返し』の第1章を掲載しました✎*。



今回は第2章です✌️


宜しければ、チェーホフの『いたずら』、『いたずら返し』の第1章を読破後にご覧くださいニコニコラブラブ

『いたずら返し』ー第2章ー

気持ちの良い朝だ。

ぼくの体調とは大違い!


ああ、こんなに清々しい日だというのに僕の体は鉛のように重い。

ベッドから起き上がるのさえ億劫なのだ。


こんな日に限ってナッちゃんは早朝から外出中。


いつもの机の上にナッちゃんが用意してくれた朝食があるのが見えるが今のぼくには朝食を食べに行くのさえ大冒険なのだ。


ああ、眩暈がする。眩暈がする。

ぼくはこの熱の所為で死ぬのだ!

そうに決まっている!


僕はなんて悲しい男なんだろう。

慣れ親しんだ家で誰にも看取られずに死ぬのだ!

ああ、眩暈がする。眩暈がする。


まだ、日は高いがもう寝ることにしよう。


  「あら、なんてことでしょう。せっかく薬を用意しておいたのに飲んでいないのね!しかも、朝食も口にしてらっしゃらないだなんて!」 


ナッちゃん、帰ってきたのか?だが、今は君の言葉に返事をする気力さえないんだ。


ナッちゃんの水のように優しく清らかな手で、ぼくの額に触れておくれ。 


「……す……す……と…………」 


ん?なんだって?まあ、そんなことはどうだっていいさ。


今は氷枕の代わりに、君の冷たい手を感じながら眠りたいんだ。




Part3へ続きます指差し

Bonvoyage!