見えないところで何かが動き出す
誰も知らないところで・・・
君が居なくなることを知らずに
自分が居なくなることを知らせずに・・
僕が居た跡を消すように
机の中を整理する
次の誰かがまた
新たにスタートできるように
たくさんの紙をシュレッダーにかけた
カリカリと音をたてて
中に引き込まれていくのを見ながら
想い出も何となく
刻まれていく気がした
仕事場の雑音に紛れながら整理する
使っていたもの
処分するもの
さも当たり前に仕事をするかのように
誰も気づかない
気づかせない
僕がここから居なくなることを
誰も知らないところで何かが動き出す
あなたを慕っている人が
あなたのもとで頑張ろうとして
決心しているのに
あなたを尊敬している人が
あなたと場所を共にしたいと
思っているのに
誰も知らないところで
あなたは去ろうとしている
そしてあの人も去ろうとしている
さも突然の出来事のように
振る舞おうとしている
誰も知らないところで何かが動き出す
すれ違ったまま
分かり合えないまま
でもねぇ、あたしはどうすればいい?
全てを知っているあたしは・・・
あなたやあの人や彼の・・・・・・
あたしは為す術もなく傍観を決め込むしかないの?
見えないところで何かが動き出す
きっといつまでもみんな
一所に留まりはしないのだろう
けれどあまりにも悲しい始まりだから
何とかできたんじゃないかって
思えて仕方ない
君が居なくなることを知らない彼は
誰にも言えずにずっと
1人で苦しんでいたのかも知れない
見えないところで何かが動き出す
きっと誰にでも訪れて
誰もが経験して
いつでも起こりうることなんだけれど
それでもあたしは納得できずにいる
誰も知らないところで
見えないところで
何かが動き出す
あなたが
彼が
あの人が
ここに、この場所に居たことを
誰かの中には残りますように・・・
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