あなたの後をいつも追いかけている
あたしが持っていないものをたくさんもっていて
キラキラ輝いているあなたの後ろを
追わずにはいられなくなった

それはあなたがあたしを嫌いになった日から始まった


あなたがあたしを初めて認識した日
あたしに敵意と憎しみと憤怒を露わにした日
あなたがあたしに初めて涙を見せた日

泣きながら寂しく微笑んで背を向けたあなたに‥
何も言えず引き止めることも出来きなかった

自分にさえ聞こえないような小さな声で

『ごめんなさい』

右腕はあなたを引き止めることが出来ずに
微動しただけだった


あたしはあなたを追いかけ続けている

何にもなれなかったあたし達でも
いつかは話せるんじゃないかと



今直ぐにでも会って話をしたい

でもあたしは追いかけ続ける


きっと気付きもしないだろうけれど
いつまでもいつまでもあなたはあたしを解放してくれないから







続く‥