fuzzy knot × キズ LIVE 亞

2023.6.28

 @LIQUIDROOM

 

 

 

 

 

fuzzy knot と キズ の
ツーマンライブに行ってきました。

 

 

 

 

 

世代もジャンルも重ならない2バンド。
かといって客層も重ならないか
というとそうでもなく。
【一撃】の反響の大きさを実感した、
加えて、事前に公開された企画番組を見て
対戦側に好印象を持った層も
多そうだと感じたこの日のツーマン。

 

 

【一撃】とは、ゲストボーカルと
キズの楽曲をセッションする
夢のコラボレーション企画で、
コロナ禍を契機に公式YouTube上で
展開されている。
来夢くんが迎えるのは錚々たる顔ぶれ。
田澤くんはその第3弾に登場した。

 

DAISHI氏(Psycho le Cemu)の推薦で
田澤くんとコラボレイト。
そこで選んだ『夢』という曲が
とってもいい。
連日ヘビロテした。
♪
 
激しさを売りにするジャンルに於いて
高い歌唱力を有する人がいたんだ。
ファンの人は暴れたいだけでなく、
その芯となる歌を聴きに来てる。
 

 

 

 

2023年5月8日で
「新型コロナウイルス感染症対策の
基本的対処方針」と
「音楽コンサートにおける
新型コロナウイルス感染予防対策
ガイドライン」が廃止された。
fuzzy knotの公式HPには、

感染対策は個人の判断によるとの提示と

不織布マスクの着用が推奨されていた。

イベントの参加には
体調や生活環境に合わせた
判断が必要と言われているけれど、
無理してお出かけする人もいるわけで
自己防衛が肝要。
注意*

 

 

終息しないまま新型コロナウイルスは
今も人々の中に生き続けている。
ウイルスぴゅ~
ウイルスはそれ単体では生きられず、
何かの細胞に寄生しなければ増殖できません。
新型コロナウイルスはヒトの細胞に寄生し、
新たな自己を複製していきます。
 
マスクの外側に付着した新型コロナウイルスの
寿命は7日間とか言われていましたが、
2020年の従来株のデータだから
変異株はもっと強いかもしれません。
にこにこネコ棒

 

その状態が今も継続している。
当分共存していく形になるな。

 

 

 

 

対バンのライブを見るのは
ずいぶん久しぶり。
fuzzy knotが主催なので、
キズが先攻かな?
キャパ1000名の会場で整番は後半。
見えないだろうなぁと思って
ヒールのある靴を履いた。

 

会場には、
3本の深い傷跡がプリントされた
バンドTシャツを着ている人達が
たくさんいた。

 

キズのメンバーは20代かな。
キズのファンも20代が中心で、
10代の人達も多くいそうだった。
この日の男女比率は4:6か5:5か。
どの人もワクワクしていて、
あの爪痕が勲章の様に
誇らしげに見える。

///+.

 

いつもとは見るからに毛色が違う
フロアの景色。
fuzzy knotのファンは大半が女性で、
社会人となる世代が中心であるため
落ち着いてくる。

 

開演を待つ間、それぞれが楽しそうに
メンバーの話をしている。
間もなく開演という頃、
ステージに設置されたお立ち台は
来夢くんのものだと聞こえてくる。
本人所有のお立ち台を認識してるんだ?
分かる人凄くない?
ステージからは結構な距離がある。

 

先に登場したのはキズだった。

 

 

 

 

ステージに登場すると、
来夢くんはパーカーのフードを
被ったまま歌い始めた。
若者たちの声援、雄叫び、拳。
モッシュ、ヘドバン、折り畳み。
声域からも感じる男性ファンの多さ。
私の周囲に男の子は少なかったので、
後方に留まってくれていたのかもしれない。
後ろから聞こえる
低音のメンバーコールが厚い。

 

 

煽りが多くてあまり記憶に残ってないな。
というのもこの日の外音を
わたしは拾えなかったのだ。片福面と一緒

 

 

以下ひたすら聴こえない話。
お時間ありましたらどうぞ。

 

 

輪郭が捉えられない粒立ちのない音。

音程もわからない。

歪ませすぎて音やせや音量減少が
生じているのではないかと疑ってみる。
でも周囲の人たちの反応に戸惑いはなく、
見せつけるようにメンバーへの
最大のリスペクトを表している。
困っているのはわたしだけのよう。
ドクロちーん
 

全体的に深くリバーブが

かかっているように感じる。

体調は良好。

音響外傷、突発性難聴は否定的。

ホールクラスでこの整番で

前者はないんじゃないか。

後者に対しては

外音の歪みの詳細まで聴取可能。

そしてオーディエンスの歓声は

クリアに聴こえる。

 

TMRの時は歌は聴けたけど、
今日は歌も聴き取れない。
最高のクルーを投入しているTMRですら
万人に対応することは難しいのだ。
PA卓の前に行けると音の全貌が
わかるはずだけど、
今からこの列を抜けるのも大変。
 
 
ということは、
fuzzy knotもこんな感じなのか・・・
片福面と一緒

 

 

キズのメンバーはひたすら煽り、
会場は早々に沸点に到達している。
それでも勢いを落とさず
全力で向かってくる。
全てはファンと後に控えるfuzzy knotのため。
そしてそれに応えるオーディエンス。
遠くのキズのメンバーよりも
近くのお客さんに圧倒される。
 
 
全10曲、
中には聴かせる曲もあっただろう。
 
【一撃】でやった曲でわかったのは
2曲ぐらい。
ドラムしか音が拾えない
プリネコ*。
 
下手側にいたのでベースを見てみた。
どんなタイプのベーシストか興味があったけど、
音がこもってわからないので
早々に飽きてしまった。
5弦ベースなのに
ベースラインを拾えなかった。
がっくり
 
ギターは一番歪ませているだろうから
最も聴こえないだろう。
と諦めていたら、
ギターだけで弾く曲があった!
それでもやっぱり音はこもりにこもっていた。
a-image131.gif
 
そんなわけで、唯一生音でも楽しめる
ドラムをガン見することとなった。
若干ぼやけるけど、
音がわかるのって楽しい。
シンバルは多用しないようで視界はすっきり、
そしてたくさんのタムに囲まれていた。
メイクも衣装もV系ドラマーの名に
恥じないこだわりよう。
✩✩
 
この方はキャラクターも愛されているようで、
パフォーマーとしての役割もあるらしい。
ライブ終わりにはドラムセットに上がり、
オーディエンスと交流を図っていた。
とても素直そうな人で
そこに好感を得られているのだろう。
 
 
感染予防対策ガイドラインが廃止となれば、
ツーマンイベント恒例のセッションも
期待されるところ。
この日きっと二人で歌う『夢』を
聴かせてくれると思った。
その予想は的中したのだけど、
この時の田澤くんの声もこもっていて
よくわからなかったんだよなぁ・・・片福面と一緒
だけどキズのステージに立つ田澤くんは
とても誇らしげであったので、
それだけでも眼福に預かれた。
男の子の歓声で聴く田澤コールも
嬉しいものだった。
crml
 
 
最後の歌がよかった。
『鳩』。
辛うじて聴けたのが
この曲だったのだけど、
こういうちょっと枯れた感じの歌も
歌うんだね。
でも瑞々しいのは、ルーツに
クラシックを持っているからなのかな。
ここでクラップを入れたりもして。
花kira*
 
ちょうど1時間で終了した。
転換に20分ほど要した。
キズのステージを終えると
ファンの人達は下がっていく。
その空間を埋めるように
前方へ進んだ。

 

 

 

 

♡♡
後攻のfuzzy knotは
新曲からスタートした。
スーツに身を包むお二人。
サポートメンバーはいつものお三方。
今度はどういう世界を出してくるのかな。
淀みのない澄んだ綺麗な曲だった。
ヨーロッパの山岳地帯の風景を
イメージした。
*@@*!
 
場所を移動したのもあってか、
今度は問題なくしかもめっちゃいい音。
よかったぁぁぁぁぁぁ。
音響の歪みから抜け出た。
さっきよりだいぶ前方に進めたのよね。
ヒールが不要なくらいに。
fuzzy knotのメンバーと
スタッフの皆さんの熟練度に感謝した。
キラキラ豆しば
 
特に新曲には触れずに次の曲へ。
 
♡「さあ、楽しんでいこうぜ!
頭を振れー!」
 
そう言われて振ってしまった。
2曲目に『#109』をもってくるとは。
 
 
♡「fuzzy knotは、なんと8か月ぶりの
ライブです!
最後にライブをやったのは
まだガイドラインが厳しい頃で、
俺らのファンの人達は
今日初めてfuzzy knotのライブで
声が出せます!」
 
と、嬉しそうに言っていた。
結成を発表したのは2021年4月。
初ライブは同年11月。
オーディエンスの歓声を聴くのは
今日が初めて。
 
 
数曲終えた後、
フロアから「シン様~♡」とコールが入った。
 
♡「しん・・・さま?」
 
♡「fuzzy knotのファンの方の声を聴くのが
初めてで嬉しい。
俺シン様って呼ばれてたんだ!!
初めて知った」
aya
 
様付けが妙にハマる。
感動とともに嬉しそうなシン様。

 

 

最初にシン様呼びしたのは
田澤くんなのでは・・・

 

 

イベントだから
MCはそんなに時間をかけないと
思ったけど違った。
しかもめっちゃ昭和だった。
「じゃじゃじゃーん」
と言う言葉が聴けるぐらいに
 
♡「僕、朝からキズさんのことちょっと
調べてきました。Wikipediaだけど」
とキズ情報を教えてくれる。
 
メンバーは全員B型で、
来夢くん以外1月生まれ。
Shinjiさんのお母さんが1月生まれだから、
来夢くんの代わりに
Shinjiさんのお母さんがキズに入ったら
全員1月生まれになる。
 
♡「お前のお母ちゃん、あれできるんか」
♡「僕のお母ちゃん、一夫が歌える」
 
Shinjiさんのお母さんは、
舟木一夫氏の歌を歌うのが上手らしい。
男性曲を選ぶとは意外な?
 
Shinjiさんのお父さんは
舟木一夫氏に似ていたそう。
 
♡「僕、一夫じゃないけど」
 
Shinjiさんはお母さん似なのかな。
Shinjiさんのお母さんは
舟木一夫氏の歌を歌う時、
お父さんのことを想っているに
違いなかった。
 
果たしてキズのファンの人達に
舟木一夫氏が分かるのか。
世代格差を心配している田澤くん。
 
舟木一夫
御三家と呼ばれた昭和を代表する歌手、俳優
デビュー曲は『高校三年生』
にこにこネコ棒
 

 

こんなにaya MCが長いのに

曲数はキズとさほど変わらないのだそう。

その話題から、

キズのセトリ表には、MCの入るところに
「ま」と書かれていると教えてくれる。
平仮名なのかカタカナなのか
漢字なのかは不明。
 
MCを「ま」と書くバンドは
初めて見た、とShinjiさん。
そこからつなげて
♡「今日のイベント名は「亞」!
と言った時、大きく口を開けて
濁らせ気味に発声したのが、
『ゲゲゲの鬼太郎』第3期のEDテーマ曲
『おばけがイクゾー』
ラストの吉幾三氏(作詞/作曲/歌)
シャウトのようだった笑
なんのこっちゃやな

 

 

「皆さんは雨、好きですか?」
雨
という問いかけに反応がないフロアを見て、
 
♡「あぁごめん、関西やから」
 
関東のイントネーションは
こちらだったよう。
キャンディーcandy*
 
来夢くんの雨男ぶりに触れ、
自分もそう思われることがあると話す。
だけどそれはそう、記憶に残るだけ。
実際には晴れている日のほうが多い。
 
「本当に雨男だったら、今頃日照りの国で
玉座に座っているはずだよね」
と言って笑わせる片福面と一緒笑
 
「僕の詩には雨が多く登場する」
試練の雨や
何の雨と言ったっけ、
悲しみの雨かな?
///
「雨の歌をピックアップしてみよう。
この歌詞の雨は
相手に降る雨が優しくあるように祈る歌。
皆さんに降る雨が優しくあるように」
 
そう言って歌った『キミに降る雨』。
頭上にはミラーボールが輝いていた。
きらきらいちご傘*きらきら

 

 

声出しやヘドバンは規制がなくなったけど、
マスクをしている人は多かった。
声が聴けて、きっと笑っている顔も
見たかったと思う。
ずっとそう言っていたから。
だけどまだその時じゃないんだね。
「マスクの下でいい顔嬉しい してるのはわかる」
と言ってくれる。
 

 

fuzzy knotのステージで
来夢くんを迎えて歌ったのは
『Set The Fire!』火
 
「僕もお呼ばれしましたから、
こちらも強力な助っ人というか、
喧嘩相手をお呼びしましょう」
 
と彼を呼び入れた。
さすが歌えてたわきらきらプリネコ*。
ちょっと癖のある歌い方で
彼の色を足していった。
そして田澤くんに肩を組まれて
一緒に歌い、
Shinjiさんの傍へも歌いに行った。
 
 
最後の曲は『Before Daybreak』だった。
ドラムセットの前まで行って
与野さんに向けてギターを弾くShinjiさん。
曲の終わりには、
与野さんと工藤さんに
サムズアップを見せる田澤くん。
笑顔とうなづきで。
 
fuzzy knotステージ終了。
右手で田澤くんの肩を抱くShinjiさんと
腕は下ろしたままで体を預ける田澤くん。
笑顔でアイコンタクト。
身長差があるから
見上げて見下ろしてだけど、
親友の姿だった。
 
♡「キズと夜を過ごすことができて、
本当に刺激をもらったし、
負けたくないなと思いました。
勝ち負けじゃないのかもしれないけど、
お互いに刺激し合って、
これからも前に進んでいけるような
そんな関係を築きたいと思います」
 
清々しい試合であったと思う。
フロアの雰囲気もよかったんだ。
それぞれがどちらのステージも
楽しめていると思った。
二分されている感じは
しなかったよ。
 
 

 

 

ちょっと笑ってしまいました汗

 

とても美しい曲です

 

『Before Daybreak』が大好きなんて、

めっちゃfuzzy knot好きな人じゃないか...

と後で知って親しみ湧きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半はリズムと臨場感を、

後半は初めての声出しという

貴重な体験ができました。

素晴らしい時間と喜びを

ありがとうございました。

kira*片福面と一緒kira*

 
 
 
嬉しさと楽しさのあまり
お知らせを忘れていた田澤くんでしたaya