acoustic universe-vol.2-2023.6.1@Harajuku RUIDO

 

 

 

 

 

弾き語りのツーマンライブに行ってきました。

 

 

 

 

 

森 翼beer*

×

蒲公英。シェパード田澤孝介

 

 

 

 

 

    

 

universe とは、

宇宙や万物、全世界と言った

存在するものの総体の意。

語源はラテン語の universus で、

「一つになった」という意味があり、

ラテン語の unus (一つ)と versus (~になった)

という単語が合わさった言葉。

英語の unity (統一)と同じ語源を持つ。

 

    

 

 

 

前回の共演は3か月前。

終演の2時間後にvol.2開催は発表された。

そのスピードは

意気投合がポーズでないことを

実感させた。

お互い多忙を極める中でも

こうして交友は続いており、

その言動には純粋性を感じる。

片福面と一緒

 

 

 

 

 

 

 

    

 


 

開演すると二人で登場。

この日は転換にとる時間を

節約するために、

予め立ち位置を決めてやる旨を

説明される。

マイクスタンドは2本立てたままで、

一人で歌う時も中央には立たず、

自分のマイクスタンドの前に

立って歌う。

そうすれば後の演者のステージでも

セッションでも

セッティングは不要。

少しでも音を出せる時間を確保して、

みんなと楽しみたいという想いに

溢れていた。

 

 

 

    

 

 

 

今回も翼くんのステージから。

この日はオーディエンスに

「サビで手を挙げてほしい」

というお願いをする。

ちゃんとサビがわかるか心配で、

小さく参加した『ノスタルジー』。

 

 

『Hello』は、翼くんのお姉さんが

家出をした時のことを歌っている。
大人になってずいぶん経ってから

やっと歌にできたと言っていた。

何かを含めた表情で。

でもそのあとに自分が家出した、

と言って笑わせる。

 

ここで子どもの頃の

お姉さん*-show-3.gifの思い出を。

 

お姉さんはピアノを習いたがって、

紙に黒鍵と白鍵を書いて練習していた。

それを見て号泣したお母さんは、

何か月かめっちゃ働いて

グランドピアノを買ってきた*

でも手に入ったらもう満足して、

お姉さんは

ピアノに興味を持たなくなったと。

 

一生懸命「お姉ちゃんはピアノが似合う」とか

「お母さんはピアノを弾くお姉ちゃんが好きやな」

とか言って、ピアノを弾かせたい

お母さんの様子が聞ける。

このエピソードで、お姉さんよりも、

数か月でグランドピアノを用意した

お母さんの存在が強く印象に残ってしまった。

さすが翼くんのお母さん…

aya✩

 

 

歌っているところで

「このあと高い音出します」

と宣言したのは『窓』だった?

「こないだ孝くんに連れて行ってもらった

日本料理屋さんくらい高く」

と付け足して笑 見事なハイトーンを披露した。

✩

 

先日二人で食事に行ったことは

SNSの投稿を見て知っていたけど、

凡そ大衆的なお店ではないみたい。

田澤くんがご馳走してくれて、

お店の女将さんに翼くんを

紹介してくれたのだけど、

「孝くんの説明が雑な時がある」と

少し不満げに

その時のことを話してくれる。

 

田澤くんは女将さんに

「日本とタイを行き来してる」といった説明を

したようなのだけど、

どういうわけか

翼くんはタイ人と思われていて、

お店を出る時に「日本はどうか」

「楽しいか」などの質問を受けたそう。

しろねこさんびっくり

困った翼くんは、

片言の日本語で答えたと教えてくれた笑

プリネコ*。汗あせ2優しい

 

 

「今年はファミマで流れなかった」と

言っていた『マザー』。

ファミマのお菓子売り場でうろうろする

翼くんのお母さんを想像してしまう。

ネコ*

 

この曲の

『川の字で寝るには長い棒が足りない』

という歌詞が

優れた描写だなぁと思って

聴いていた。

『姉ちゃんとあなたを囲むように

「小」の字になって眠っている』

と続くのが。

 

最後の曲は前回と同じ、

『君の拍手、僕の明日』。

今回は2番もしっかり聴いた。

翼くんは本当に

人に対する愛が深いな。

 

 

 

    

 

 

 

翼くんのステージが終了。

「終わったら呼び込みに行く」

と聞いていたので待っていたら、

吸い込みに来た翼くん笑

シェパード!

 

翼くんは歌い終わると無言で

シャッと舞台袖の幕を開けて

中に入って行ったしろねこさんびっくり

そこはバックヤードで、

アコギを抱えて座っている

田澤くんが見えた。

翼くんは、発言よりも先に行動に出る

タイプかな。

 

ここからは田澤くんのステージ。

 

 

 

    

 

 

 

1か月半ぶりに見た田澤くんが

かっこよかった。

髪が伸びていた。

CoVの名古屋公演を終えてからは

製作期間に入っていて、

人前に立つことがなかった。

 

 

「たまたまライブの予定が入らなかった

だけだけど、製作期間になるから

すぐに経つだろうと思っていたのに、

全然過ぎなかった」

「すごく長かった」

「体感では1年ほどの長さを感じていた」

と言っていた。

 

それでその期間、田澤くんは

ちょっと体調を崩していたのだそう。

その原因が分かったって。

禁断症状と言っていた。

それは実に田澤くんらしいエピソード

であるな、と思った。

 

 

『夢の居場所』は

怒っている歌であることが

意外に思う。

「心ひとつ足りないだけで」と

その心情風景などお話しされる。

でも詩的で幻想的で、

わたしには悲しみや寂しさや諦め

といったものが感じられて。

 

『怒りは二次感情』と言われているので、

この感想も間違いではないと

思っているのだけど。

 

 

『恋の彼方に』を歌う前に

 【ラブソング】という紹介をして、

「いや違うな」と訂正した。

「ラブソングと言うと、会いたくて震える

みたいに聞こえる。俺は震えないし。

ディスってないよ。

仮に会いたいとしても震えない」

甘い恋物語ではないよってことが

言いたかったのでは。

会いたかったら

震えていないで行動に移す、

とか言いそう。

 

 

『虹の袂』を歌う時には、

「翼を見てるとこの歌が歌いたくなる」

と言った。

翼くんは『海を越えた』人だもんね。

 

 

久しぶりに聴く生の歌声。

何か特別な歌い方をしたわけでは

なかったけど、安定の

田澤孝介という人を感じていた。

そこにいるだけで特別だった。

  

 

 

オーディエンスが笑って、

ひとしきり笑い終わった後に

呼吸がしきれずに生じた

ヒ~って声を聞いて、

「そういうの久しぶりに聞けてよかった」

と満足そうに言っていた。

 

 

翼くんが自分のステージで

田澤くんの話をしたから、

田澤くんも翼くんのことを話す。

お互いリスペクトしてる。

育った環境、境遇が似ているから。

でもアウトプットが違うといった話をして。

そして翼くんは人一倍、その何倍も、

傷ついてきた人だって。

そうでなければ、

あんなに人の人間性を刺激するような

歌は歌えない。

曲は書けない。

そう言っていた。

wing wing

 

 

ボクシングに週5でしろねこさんびっくり通っていた頃の

話もしてくれた。

「衣装が入らなくて、スタイリストに

怒られる怒られる」

「太ももが入りません!」

「でも体重があるほうがパンチが重いし」

ボクシング

そんな思考だったボクシングありきの日々。

 

ライブが終わったら着替えて、

荷物はスタッフに

「ホテルのフロントに預けといて」と言って

10㎞ほど走りに行く。

そんな生活だったから、

ライブ中に疲れたこともなかった。

「馬鹿になっていた」

「プロボクサーになりたかったんだと思います」

なんて言う。

 

やりたいことがあったら、

遅いとか年だとか思わずに。

 

「44歳、歳なんて気にせず生きてきたけど…」

そんな話から始まり、

「いくつなん?」「結構いってんの?」

とフロアに投げかける笑

 

追加の弾き語りソロから

やたら客の年齢を気にするような…。

 

そして

「若い時に戻りたいと思うか?」

と問いかけ、

「俺はない」ときっぱり。

そんな話も印象深い。

 

 

 

    

 

 

 

お互いのソロが終わったらセッションへ。

翼くんにお酒を勧める田澤くん。

ステージでお酒を飲ませるのは

翼くんぐらいだって。

「飲ませたほうが良くなるから」って笑

田澤くんにそう言わせるレアケース。

 

翼くんは前回は1曲目か2曲目で

飲み始めたのに、

今日はちょっと我慢して

後半からだったかな。

そして自分のソロステージを終えたら、

ビールを飲みながら田澤くんのステージを

フロア下手後方で見ていたそう。

beer*♪

 

田澤くんがステージで翼くんの話をした時に

翼くんと目が合ったけど、

シェパード「楽屋で飲んでるのかな」と言ったので

翼くんは驚いたそう!

田澤くんも「まさかいると思わなかった」

と、こちらも驚いていた模様。

でもフロアに翼くんがいると悟られると

ゆっくり見れなくなるから、

そこは配慮をされたのね。

 

翼くんがRUIDOを出禁になるとしたら、

それは今日の、

PAさんに向かってコップを振って

お酒を要求したことだって笑

翼くんに言っていたから、

田澤くんもしっかり

翼くんのステージを見れたよう。

 

 

田澤くんがアコギを構えると、

翼くんは「コードを頂戴」

と田澤くんにせがんだ。

それは先日二人で食事に行った際に

飛び込みで入ったスタジオで

アコギで遊んだ時からだって。

 

田澤くんがコードを弾くと、

翼くんはそれに合わせて瞬時に

次々に詩とメロディーをつくった。

その時の感情を的確に捉え、

迷いなくすっとコードに乗せていく。

そのどれもが心にしっくりと来て、

とても即興とは思えない。

素敵な歌だった。

翼くんの泉のように湧く

底なしのソングライティング能力に

とってもワクワクした。

aya

 

 

カバー曲に移る前には、

酔ってる翼くんに何度も

譜面が足りているか確認する田澤くん。

「1枚少なくないか?」

「これからやる曲の譜面はあるのか?」

と見てあげているのが、

面倒見のいいお兄さんだった。

・ ・ ・

 

二人の譜面の、

翼くんのパートを囲って

「翼」(tsubasaかな、横に長かった)と

書いた田澤くんの文字。

それを嬉しそうにフロアに見せる

翼くんわ~い

 

vol.1の時は

まだ関係性が浅かったから、

『翼君』か『森君』だったのかな。

でも今日の譜面には

『翼』と書いてあることが

本当に嬉しそう。

あれは自慢だろう。

 

 

終演が迫るので告知を。

6月28日はここRUIDOで

森翼バンドでワンマン。

「見に行こう~」と言いながら

チューニングをしている田澤くん。

クリップチューナーを使っているから

足元を見なくてもよくて、

会話しながらチューニングしている。

 

「6月28日?」と考えて

「あかんわ俺」となる。

その日は自分もライブ。

「RUIDOさ~ん、日にち変えれます?」

笑

 

翼くんはすっかり酔っていた。

アルコールが入っているのに

相変わらず高音は全然出せるし

声も変わらない。

aya+。*.little bouquet.*。+-7e434637ed5b80b2ec187c4d39e0ed62.gif

 

セッションでは、カバー4曲と

オリジナル2曲を演奏された。

 

同じ譜面を見て歌いたくて

田澤くんの近くに立つ翼くんが

嬉しそう。

被っていた帽子をとって

田澤くんに合わせて、

歌い終わったらまた被った。

 

『壊れかけのRadio』では、

目配せしてるのに

どちらも上のパートを歌ってしまう。

「しまった」と思って

下のパートを歌うと、

今度はどちらも下を歌ってしまうの。

気が合いすぎて

ハモリにならない永遠のユニゾンだった。

笑

 

『ロビンソン』のイントロのアルペジオを

アコギで弾くのは難易度が高そう。

本家はエレキギターで弾くところを

硬くて弦高の高いアコギで弾く。

しかもテンポ速めの曲汗あせ

でも果敢に挑戦した翼くん。

二人のタイミングもずれてしまって、

でも止めずにやり終えた。

田澤くんはコード弾きに逃げたのに

「なんで弾いたん」なんて言って笑っている。

 

「次の『チャレンジ』は…」

 

と翼くんが曲紹介をするので、

 

シェパード「チャレンジになってる笑

 

と言って笑っていた。

そのあとのカバー曲紹介は

『チャレンジ』で通していた。

 

『春よ、来い』、

ここでカポタストを7フレットに

装着した田澤くん。

 

シェパード「フィンガーボードの半分から下しか

使わん。もったいない! 半額にせい!」

 

と主張した笑

そこから、ジーンズの裾上げに話が及ぶ。

田澤くんは膝下まで切られると言って、

 

「2m50cmある男のズボンを売ってないか?

日本人は190㎝がMAXで、ここ日本日本!

 

と、力説していた笑

ベルボトムを買っても

裾が広がる手前で切られるから

ストレートなのだと言って、

シェパード「誰がチビやねん」

と落して笑わせる。

 

女性Voの曲も難なく歌う二人。

 

『ポプラ』は

翼くんが「二人の曲にする」シェパード!

と言った、翼くんの曲。

「『TT兄弟』でやってます」 と、

改めてコンビ名みたく自分たちを紹介する。

「Tは孝介、Tは田澤…」

だけどその説明だとユニット名にならなくて、

シェパード「俺や! まぎれもなく俺や!」

と田澤くんにツッコまれていた笑

 

 

シェパード「もう終わる? もう1曲する?」

 

そしてやってくれたのが

『君はパイロット』。

もう一度この曲を聴きたかったから、

今日来たのもある。

前回聴いた時よりも、マイクを通して

聴こえる二人の声が揃っていた。

それはきっと心の距離が

ずっと近くなったから。

物理的にも近かったけど。

だんだん接近していく

また聴けてよかった。

片福面と一緒・

 

 

前回は公演中に次の話ができたけど、

今日はどうかな。

 

シェパード「その頃俺、結構詰まってそう」

 

3か月のスパンだと次回は秋で、

秋はツアーの季節で。

前回は勢いで決めちゃえたけど、

翼くんはタイのエージェントと契約もして、

どちらも即決は難しい状況のよう。

 

でもvol.3はやると言っていたから

また見れるといいな。

 

 

 

  

 

 

 

二人を拍手で称えて去るのを見送り、

時計を見たら21:43。

あれ…

最終の新幹線22:10だよな…。

間に合うの??

わたしの時計は2分早いのだけど

それでもさ…

本気出せば間に合ったような。

だけど最終の新幹線に乗って、

地下鉄に乗り換えて、

その間猛ダッシュで、

ぎゅうぎゅうの車内で?

 

明日休みなんだから

無理して帰らなくてもいいや。

今日は余韻に浸る。

 

 

去り際に

「風邪ひかんようにな」と言って、

いつでも体の心配をしてくれる姿を

思い出す。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

今日も素晴らしい時間を

ありがとうございました。

お二人の世界の融合は、

ワクワクしたし、かっこよかったし、

とても楽しかったです。

また見に行きますね。

片福面と一緒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※PAさんとの絡みが本編かセッションかの記憶が曖昧 (,,>ω<,,)