VOCAL SUMMITCLASSICAL2022.9.19@Otemachi Mitsui Hall

 

 

 

 

 

1年に一度のうたの祭典に

行ってきました。

 

 

 

 

 

 

キラCastキラ
TAKUMA
田澤孝介
椎名慶治

 

 

キラQuintetキラ

伊藤彩 (violin)
沖増菜摘 (violin)
吉田篤貴 (viola)
鳥越啓介 (contrabass)

Robin Dupuy (cello)

 

 

キラPiano/Keyキラ
炭竃智弘 (TAKUMA)
和久井沙良 (田澤孝介)
村原康介 (椎名慶治)

 

 

 

shoko 4連符 4連符16分音符 4連符

 

 

 

<VOCAL SUMMIT>とは

数名のボーカリストで構成される、

セッションが見どころのイベント。

2018年8月に初開催され、

2022年に4年目を迎えた。

 

 

 

そのスピンオフ版として

企画されたのが

<VOCAL SUMMIT CLASSICAL>。

ストリングスとの共演で

展開されており、

コロナ禍での中止を経て

今回は2回目の開催とのこと。

 

発表当初は

弦楽4重奏だったけど、

公演の3か月前に

バイオリニストが追加され

弦楽5重奏になった。

 

両日の参加は難しかったので

こちらに決めた。

前年も参加された

お二人のコメントに惹かれて。

わたしも、

耳と目と心が満たされまくる

極上の時間を体験したいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 4連符  4連符  

 

 

台風

先日から空模様を曇らせていた

台風14号が、

19日に九州に上陸した。

 

ピーク時には

中心気圧910hPaを記録した

大型で猛烈な台風。

最大風速は55m/sだった。

天気図に黒くくっきりと目を

写し出す台風を久しぶりに見たな。

上陸すると幾分勢力が弱まるとは

言われているけど…

うさぎ

 

東海道新幹線は、

14時から東京-名古屋間での

運転本数の大幅な減少と、

16時以降の名古屋-新大阪間での

運転休止をすでに発表していた。

 

山陽新幹線は、始発からの

広島-博多間の運転を見合わせている。

新大阪-広島間は、始発からの

運転本数の減少と

14時からの順次運休を。

九州新幹線は、

始発からの運休を発表済み。

 

新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線前seiあせ

 

ということは、

午前中に東京駅に到着すれば

台風に関わる混乱を回避できるか。

 

帰りの新幹線は計画運休のため

日帰りは不可能。

こういう日は

高速道路が通行止めになるので

高速バスも運休になる。

くるまsei・・・汗

安全第一日本

 

何度も勤務表を確認した。

連休希望は出せなかったのに、

連休がついていた。

片福面と一緒スーツケースありがとう

東京駅周辺のホテルは

満室だったけど

会場付近で空室を確保。

 

台風から距離があるとは言え、

九州・中国地方の

大手コンビニエンスストアが

計画休業するという規模。

どういった影響が出るかは

予測できない。

 

 

aya汗あせ2aya汗あせ2aya汗あせ2

 

 

 

東京駅に着いたのは正午で、

土砂降りの雨。

風はまだない。

東京駅付近の飲食店で

昼食を済ませる。

 

かなりの低気圧で眠気が強く、

いつもは寝ない新幹線で

ずっと寝ていたのに、

店にいる間もまだ眠かった。

ふわふわ片福面と一緒。oO

気圧が下がると眠くなる

 

おかげさまで無事会場に到着。

この頃には台風による

無軌道の不穏な風が吹く

小雨。

 

着いたのは

ホテルや商業施設を含んだ

39階建てのオフィスビルの3階。

新しくて天井が高い

綺麗なホールだった。

 

床や椅子や凹凸のある壁の装飾は

木目調などナチュラル系の配色。

並べられた椅子の幅は

一般的なスタッキングチェアよりも

広めでゆったり。

 

3列目から見る景色って

どんなだろう。

 

前方の座席はフラットで、

後方は

ロールバックチェアスタンドという

移動式の階段状の客席になっていた。

 

 

 

4連符   4連符

 

 

 

弦楽器奏者とピアニストが

ステージに現れる。

ステージ後方下手側にピアニスト、

スペースを置いて順にバイオリニスト2人、

ヴィオリスト、チェリスト、

コントラバシストが着席。

ちゃとら

 

ボーカルサミットなのだから

主役はボーカリストなんだけど、

こんな間近で

クインテットを見る機会は

なかったので

ガン見してしまう。

わくわくちゃとらちゃとらちゃとらわくわく

 

弓を操る動きの一つ一つが

洗練されていて

とても綺麗なんだ。

そして深くて豊かな音。

 

今鳴らした音が

直接そしてそのまま

こちらに飛んでくる。

スピーカーを介した音でなくて

たった今、弦を離れたばかりの

生の音がだよ。

 

第一バイオリンと第二バイオリンの

ハーモニーが美しい。

二つの音が重なるだけで感動。

プリネコ*。

ヴィオラがさらに音を重ねていく。

滑らかな音の厚みに包まれる。

 

わたしは昔から低音が好きで、

チェロの音色が好きだったんだけど、

生の演奏を聴いたことはあったのかな。

 

コントラバスは、

スラップ奏法をジャズのライブで見たけど

アルコ奏法での演奏は初めて。

 

クインテットは全ての曲を演奏し、

ピアニストはそれぞれのボーカリストに

伴われての出演。

 

 

 

shoko 4連符  4連符16分音符

 

 

 

最初の登場はTAKUMAさん。

スイーツ

 

 

歌詞からも声からも歌い方からも

ロマンティックな印象を受ける。

背景に流れる音色が

ストリングスとピアノだからさらに。

 

 

クラシカルならではの選曲を

されているのだろうな。

盛り上がり方が優雅で。

アレンジは全て

チェロのロビンさんが

手がけているそう。

 

 

TAKUMAさんは

客席を優しく見つめている。

甘い視線。

そうだった。

普段こういうイベントに来ないので

忘れていた。

ソロで歌う男性シンガーは

甘いラブソングが

歌えるのだった。

イチゴケーキハート

 

一言一言をかみしめるように歌う。

印象に残る歌詞があって、

滲み出る人柄を感じていた。

 

 

『掛け違えたボタンを外して

ひとつひとつ直していこう

たとえどんなに時間がかかっても

上手に上手に進んでいこう』

 

 

『W』という曲の

このフレーズが

一番記憶に残っている。

 

優しい詩だなぁ。

堅実さと包容力も感じられて。

まっすぐで迷いがない

主人公が浮かぶ。

相手がいてこそ成立する幸福を

強く優しく

歌い上げる。

 

そして

ピアニストの炭竃さんは

柔らかで優しい音を鳴らすのだった。

 ハート

 

これが

<VOCAL SUMMIT CLASSICAL>

の世界。

確かに満たされまくり。

とても貴重な体験をしているなぁ、

と思った。

モフ

 

 

shoko   16分音符4連符

 

 

 

次に登場したのは田澤くんだった。

wing.right*

 

 

第一声で固まった。

(うまっ………)

片福面と一緒

 

クインテットに見入っていたのに、

歌声を聴いた途端に

本人から目を逸らせなくなり

そのまま固まり続けてしまった。

 

 

思い出すのは呼吸と息遣い。

歌い始めた瞬間に空気が変わった。

会場の空気の動きを

支配している気さえした。

1フレーズ歌う毎に、

ブレスの度に、

会場の空気が意思を持つように

そこに留まり、また流れる。

 

 

ワンコーラス歌い終わると、

右手を伸ばして

ストリングスのほうに向けた。

伊藤さんと沖増さんによる

バイオリンソロの後、

ピアノソロへ。

 

ピアニストの和久井さんは

両手で鍵盤を激しく覆う

迫力のある

ピアノソロを弾いた。

 

あぁ、この人がグランドピアノを

弾き倒すのを見たいなぁ、

と思った。

 

あの曲は『恋の彼方に』

だっただろうか。

 

どの曲も綺麗すぎて、

時間とともに

過ぎ去ってしまうのが

惜しくなる。

どこまでも続く

透き通った夜空を眺めているような、

そんな心地だった。

ひよこ

 

この雰囲気を保ちたくてか

MCは控えめ。

「普段僕はよく喋るんですけど

このあと僕より喋る人が出るので」

カピバラ

 

このあとに出てくる人は

田澤くんよりもよく喋る人らしい。

 

そんな人がいるんだ…

片福面と一緒

 

椎名さん??

椎名さんってそんなに喋る人なの???

 

 

最後の曲、

『ここに僕らの』を歌いあげると

颯爽と

ステージを去っていった。

思わずため息を吐いた。

極上と言われるだけある、

素晴らしいステージだった。

 

 

 

16分音符4連符 4連符  4連符

 

 

 

最後に登場されたのは

椎名さんだった。

なにやら困惑されているよう?

 

 

「田澤のあれで終わりでしょ!!

なんで俺トリなの!!」

プリネコ*。え

 

 

登場していきなりのご挨拶だった笑

 

椎名さんは

<VOCAL SUMMIT CLASSICAL>は初出演。

 

TAKUMAさんとも田澤くんとも違う

自分らしい魅せ方をしようと意欲的で、

事前にセットリストを公表されていた。

 

20年以上に及ぶご自身の音楽活動から

(椎名慶治、SURFACE、JET SET BOYS)

バラードに限らず広く選出。

 

 

一番印象に残っているのは

クインテットの皆さんも巻き込んでの

決めリズム。

 

 

それまで各々楽器を構えて

柔らかく弓を引いていたのに、

皆さん一度弓を弦から離して

一斉に体勢を変えた?

 

膝を上げるので

揃って足を組むのかと思った。

キーとなる小節の終わりで

全員が靴底で床を叩くようにして

  だんだんだん、とリズムを踏んだの。

それが気持ちよく決まって、

とても楽しかった。

 

あの曲は

『ここは ぶきや です』

だったのじゃないかな。

肉球肉球肉球

 

ソロアーティストでもあって

切ないバラードも聴かせてくれたけど、

パンチの効く発声が印象深い。

精神はバンドマンな気がする。

 

この方がバンドで歌うのも

聴いてみたいと思った。

ロックに映える歌い方というと

語弊があるのかしら。

かっこよかった。

豆しば

 

 

shoko4連符    4連符

 

 

 

最後に出演者が舞台に集合し、

改めて全員を紹介する。

 

 

田澤くんとTAKUMAさんは

同郷で、

10代の頃に地元の楽器店で

出会った仲とのこと。

20年以上の付き合いなんだね。

 

ステージを終えたばかりの

椎名さんは

テンションが高め。

荒ぶる椎名さんを

TAKUMAさんと田澤くんが

なだめるような展開へ笑

 

 

御三方とも同年代で

気心も知れた仲のよう。

 

 

TAKUMAさんは、

歌唱力と空間支配力で

椎名さんを絶賛した。

 

 

椎名さんのステージは、

先の決めリズムを筆頭に

村原さんのペットボトルが落ちたり、

ステージ上に吊るされた

舞台セットの複数のバーの中から

1本落ちかけたり。

(途中で止まってよかったカピバラ

 

客席からも、

リズムをとったり笑い声が漏れたりと

随所で空気の動きが感じられて

グルーヴィーだった。

驚く

 

そう考えると、

固まってしまったわたしとしては、

空間支配率は

会場の空気を止めてしまった

田澤くんのステージのほうが

高かったと思った。

片福面と一緒キラキラ

 

 

椎名さんは

田澤くんのステージで演奏された

和久井さんを絶賛。

彼女が20代と知り驚きを隠せない。

年齢を再確認するために

取ったポーズが特徴的で、

「その仕草おっさん!!」と

田澤くんにつっこまれていた。

椎名さんは

二度そのポーズを取ってしまい、

その度つっこまれていたsei

 

 

こういった時間を

とってもらえるとは

思わなかったな。

 

 

繰り広げられる会話が楽しくて、

優雅で幻想的だった会場が

最後は笑顔のあふれる

明るい空間になっていた。

kirakira

 

いよいよ終演と思われた時、

ステージ後方の

黒いバーチカルブラインドが

取り払われた。

 

壁だと思っていたそこは

全面ガラス張りになっていて、

外の景色を見せてくれる。

 

3階からの大手町の夜景、

近隣のビルや街路樹が見える。

雨はあがっていて

風の強さも感じない。

台風が付近を通過しているとは

とても思えなかった。

 

 

最後に御三方から一言ずつ

ご挨拶くださる。

一体感を感じられる

素晴らしいイベントだったから、

来場を断念された方が多く

空席があることを

残念そうに話されていた。

 

 

前々回はコロナ禍で

中止を余儀なくされ、

今回は台風。

 

こうした想いはさらに強くなって

次へと繋がっていくと思う。

流星

 

 

TAKUMAさんも椎名さんも

初見だったけど、

それぞれのカラーが見えて

歌もトークも

とても楽しめた♪

 

 

 

 

crml

呼吸を忘れるような

楽しくも美しい瞬間の連続でした。

素晴らしい時間を

ありがとうございました。

キラ片福面と一緒キラ

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

モフaya

 

4連符   4連符 4連符16分音符