BULL ZEICHEN 88の
結成10周年記念ツアーに行ってきました。
BULL ZEICHEN 88 10th Anniversary Tour
BULL ZEICHEN 傘傘~カッサカサだぜ要保湿~
@高田馬場CLUB PHASE
この日は北海道、九州を含めた初となる全国ツアーの
初日だった。
「WINK」で始まるステージ。
個人的には「H☆W☆S」を聴けたことが
すごくうれしかった。
やると思ってなかったから。
新曲が増えていくから、
もう聴くことはないと思っていた。
そこは記念yearだからなのか。
ブルハチのライブのリハーサルは
1回で済まされることがほとんど。
そのことをメンバーは隠したりしない。
サウンドチェックのあともずっと新曲を練習をしていたと
普通に言う。
「ブルハチごときがリハーサル2回なんて贅沢だ」そう。
byブルの神さま(笑)
ところがこのツアーではリハーサルの予定が2回組めた。
淳士くん曰く
「ブルの神さまのお許しが出た」
というのに1日は淳士くんが病欠になってしまったのだけど。
でも初日の前日にもう一度、
今度は栄二郎くん以外のメンバーでリハーサルができて、
実質3回集まれたのかな。
リハーサルと言っても
ほぼ新曲の練習をしていたそうだけど。
「だからもうぶっつけ本番ですよ。
でもあれだね、身体にしみついてるね」
メンバーのスケジュールが厳しいためにリハーサルに頼れない。
IKUOさんと淳士くんは別現場のスケジュールが続くので、
2人にとってはライブ5Daysの初日でもあった。
ツアーの初日はちょっと覚悟して見に行くんだけど、
いつも2日目には完成している、
まさに実践を血肉として成長してきたバンド。
この10年、5人が揃う時間は本当に限られてきた。
最初のMCをしている横でIKUOさんはベースを調整中。
そして立ち位置に立ったまま爪を切っていた。
ベースを弾いてみていい顔、
微調整は完了したみたい。
なんか納得した。
ミリ単位でこだわる人だし。
MCの合間に新曲の練習をする淳士くんが新鮮だったな。
めずらしいと思って。
今度の新曲も難しいんだろうな。
変拍子の好きなIKUOさんの作る曲はかなり難解で
ボーカルはすごく難しいんだって。
今回も苦戦されたようで、
「今度は簡単な曲にしてください!」
とIKUOさんにお願いしていた栄二郎くん。
IKUOさんも折れて「よし!4拍子の曲を作ろう!」
と言っていたっけ
ライドン前のセバスさんのギターが渋くてかっこよかった。
IKUOさんはつるつる滑りながらも果敢にベースを回していた。
湿度が高くてステージが湿っていたみたいなのに。
栄二郎くんも足元危なそうで。
新曲「傘」を2回する
10周年シングル表題曲 作詞作曲 / 淳士くん
「傘」のベースラインって半端じゃないのね。
実際に弾いているところを見ると想像以上の動きをしていて、
あんなことやってたんだ・・・と思った。
すごいよなこの人。
そして一緒に歌ってた。
そして真面目に歌詞を書いた淳士くん
「とにかく今じゃないですか。
生まれ変わっても君を探すよ、とかよく言うけど、
そんなの探せないと思います。
死んだらみんなの顔なんて忘れちゃうんだから、
今のみんなの顔を忘れたくなくて」
「傘」は悲しい曲じゃないから、みんな盛り上がってね!
TEAM BULL
IKUOくんもめっちゃ楽しそうに弾いてね!
楽しそうに?
サビだけね!あとはかっこよく!
サビだけね!
~「傘」演奏中~
楽しそうに弾いたら間違えちゃった(笑)
じゃあ、もう一回「傘」やろうか!
アンコールでもう一度やってくれた。
ファンサービスでやってくれたことなので
その気持ちがうれしくて、
みんなにこにこして聴いていたな。
壮大だけど激しくて、
どうノったらいいのか難しい曲だったけど、
歌詞をかみしめて聴いて。
今日見出されたノリ方が、明日以降につながっていく。
それと栄二郎くんに鬼門曲と紹介された「I.B.Z」。
ボーカルとコーラスの兼ね合いが心配だったのかな。
今となってはオーディエンスが加勢する頼もしい曲。
この曲は、10年前のブルハチを結成した時に
IKUOさんが持って行った5曲のうちの1曲で、
10年間眠っていた曲。
MCでメンバーから出てきたワードは
「持ち前の明るさで乗り切った」(笑)
「愛と勇気をもって」
「インディーズだから」
簡単ではない10年だったと思う。
むしろ障害の方が多かったと思う。
彼らの10周年の集大成を見届けたくて、
わたしも傘傘ツアーの旅に出る。