BULL ZEICHEN 88の結成10周年記念ライブに行ってきました。

 

 

 

BULL ZEICHEN 88

BULL ZEICHEN 88円 ~おごるぜマジで~

@Zepp DiverCity TOKYO

 

 

 

 

バンドを組んだら、

いつかは大きな会場でやってみたいと

思うものなんだな。

 

 

 

 

チケットが88円という、

88円ライブの告知があったのは同年6月。

北海道FC旅行の時には

本6月の函館① 6月の函館② 6月の函館③

すでに知らされていた、

過去最大規模にして

赤字必至のワンマンライブ。

 

 

88円じゃなくて、フリーライブにした方が

プレイガイドに支払う手数料もかからなくて

よかったんじゃないかと言う人もあったけど、

88にこだわるのが彼らだった。

誰もやっていなくて、面白いってことだけで決めた。

rabbit*・ ・*「制作の人にどれだけ赤字が出るか聞いたら、

現実的にすごい赤字になるって数字が出てきたけど、

僕らは誰も迷わなかった」と、

当時のインタビューで語っていた。

 

 

賛同されたスタッフの方々の脳裏にも、

フロアの床が丸見えのZeppが

浮かばなかったわけではなかっただろう。

沈むかもしれない船に一緒に乗る。

でもきっと、オーディエンスでいっぱいのZeppが

全員に見えていた。

メンバーへの信頼の大きさが

金銭的な価値観を超える。

バンドの未来に希望を見出せる。

そんな夢ある偉大な集大成。

 

 

 

そらまめ 枝豆 枝豆 豆しば 枝豆

 

 

真っ先に思い出すのは、

天井がとても高かったこと。

ずっとずっと上にフロアの天井があった。

頭上の開放感が落ち着かない。

ステージが広いと最前列の幅も広い。

大きな会場は好きではなかったから、

なるべく前に行きたいと思った。

ステージから物理的な距離ができることで生じる

時差や温度差を

感じたくなかったから。

 

 

歓声が上がる。

4人が輪になって向かい合い、

右手を重ねて気合いを入れる

いつもの光景。

ここではまだ照明は当たらない。

 

 

「WINK」で始まったZepp DiverCity公演。

一気に照らし出されるステージと、

オーディエンスでいっぱいのフロア。

10年の活動の証、新旧合わせて

先のツアーで聴かせてきた

愛すべき曲達が続く。

そのなかに「H☆W☆S」を組んでくれたのが

うれしかった

片福面と一緒

わたしはこの曲を聴くと、

なぜかとてもドキドキするのだ。

 

 

IKUOさんの後ろには

お馴染みのMARKBASSが

2段積みにして6台並べられていた。

いつもの6倍の出力。

スペースを気にしなくてもいいからか、

IKUOさんもセバスさんもかなり勢いをつけて回る。

心なしか照明が暗い。

そこに費用の都合を思った。

赤字赤字言ってたけど、あれ本当だったんだな、

って。

 

面白くてインパクトのある最高のプロモーション。

この状況を楽しんじゃうなんて、

10年のサイクルで動いているバンドは違う。

 

わたしがブルハチを追ってきたのは、

彼らをすぐ近くに感じられることと、

事務所につかずに口コミだけでやってきた

マイペースなスタンス。

その飼いならされていない感じがね、

よかったから。


 

ぴよすけ1「正直言うと会場が埋まるか心配でしたよ。

見てくださいよこの景色、最高です!」ぴよすけ5

rabbit*・ ・*「いやー、こんなに埋まってるんですね!

今日の対バン誰?って思ったよ。

 みんなブルハチ見に来たの?」

リラックマ「会場半分から後ろ

CGなんじゃないのって思ったよ。

こういった会場で誇れる演奏を

できるようがんばります!」

パンダ「こんなにたくさんの人に集まっていただいて。

愛するあなたたちと

最高の時間を過ごせてうれしいです。

ありがとうございます」

過去最大のキャパシティを前に、

驚きと喜びをそれぞれの言葉で伝えてくれる。

 

 

暗転して、ソロコーナーはセバスさんから。

マイナー調のフレーズを会場に響かせる。

それに続く高速フレーズを

スポットライトを浴びながら弾くセバスさんに

カメラマンが接近していく。

ついにはカメラマン3名に執拗に囲まれるセバスさんaya

至近距離から指先や表情を舐めるように撮られて、

セバスさんも笑ってしまっている笑

カメラマンに覆われてセバスさんが見えない笑

笑っちゃって、プレイよりそっちのが気になる。

あれ、いい画撮れとるやろなぁ・・・

→撮れてたCDキラキラモフ

 

 

リズム隊へバトンタッチ。

ここで二人の完璧な呼吸、

一心同体のコンビネーションを見る。

二人じゃなきゃ合わなさそうなリズムパターンを

楽しそうに笑って弾いている。

これがあの日の新幹線で

隣に座っていた二人が迎えた10年後。

 

新幹線後ろ新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中 rabbit*・ ・* リラックマ 新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線真ん中新幹線前

                     ※結成秘話参照のこと豆しば

本BULL ZEICHEN 傘傘 ~カッサカサだぜ要保湿~ 2016.11.17

 

そのまま淳士くんをバックにベースソロ。

あのフレーズを普通に弾いているのがすごい。

あんなに速いのに、

弾く音の一つ一つがしっかり主張してくる。

一見撫でているような軽やかさで。

IKUOさんが袖に消えるとドラムソロ。

今日もキャノンタムから

オレンジ色のトイレットペーパーを引き出してるプリネコ*。

ずしんと重い淳士くんのドラムと、

靴下笑が織りなす精密なキック。

↑(淳士くんは叩く時に靴を履かない人)

 

 

太鼓を持ってステージを駆ける淳士くんは最高だった。

タムとスティックを持ってステージ前方に出ると、

先にダッダッダダダッ♪ダダダダッと叩いて見せ、

オーディエンスが手拍子で返す淳士くんタイム。

みんなが「淳士!!」とコールするのに合わせて

タムを肩まで持ちあげ、

ヘッドに書かれた「淳士!!」の文字を見せる。

手拍子と声が揃うのがうれしそう。

最高って顔をしてた。

手拍子のテンポが走ってしまわないように、

逸る気持ちを抑えた。

あたしはこういう淳士くんが大好きだった。

予算がなくても笑足を使って身体を使って

持てるすべてでオーディエンスを

楽しませてくれる。

 

 

かっこいいけどかっこつけてない。

テクニカル志向、技巧派でありながら

技術をひけらかすようなライブをしない。

根底にあるのは、

音楽でみんなが一つになれること。

 

 

後半は鉄板曲で攻める。

 


 「覇鳥」でジェットスモークが上がった。

ブルハチのライブで

特殊効果演出を見るのは初めてで、

特攻を使うバンドになったんや・・・と。

これは感慨深かった

きらきらちゃとら

 

 

しゃがませてからのRide on timeは

その気じゃなかったお客さんも含めて

みんな笑っている。

なんだろうあの現象は。

立ってる方が目立つのでしゃがんじゃう。

たぶん参加せざるを得ない罠に

はまっちゃった自分が楽しいのと、

栄二郎くんの煽りが楽しい。

片福面と一緒笑

 

 

アンコールに応えて、とうとう最後の曲。

ぴよすけ1「10年間支えてくれた人たちもいる、

そんな大事なスタッフたちにも、

大きな拍手をお願いします」

ぴよすけ5「感極まって泣くかと思ったけど、次が見えてるから、

あんま感極まってないです。

だってさ、

これだけの仲間がいたら、

もういっちょ上に行けそうじゃない?」

 

「NO.1」は、バンドとファンの曲。

曲中にコーラスの先頭を切る人を指名する。

 

ぴよすけ1「我こそはっていう人、手ぇ上げてくれ!」

片福面と一緒片福面と一緒片福面と一緒片福面と一緒片福面と一緒片福面と一緒

「ばかだなぁ、

こんなところで歌を歌ったらすっげぇ強くなれるぞ。

見てみぃ、10年で俺こんなに強くなったぞ」

そう言った後、ねぇ、とIKUOさんを見る栄二郎くん。

rabbit*・ ・*ふわふわ笑顔でうなずくIKUOさん

誇らしげにそう言う姿を見て、

彼のこの10年間には

強くなることが求められたように感じた。
あの二人とバンドを組むというのは、

一筋縄では行かないことだっただろうから。

羨望の的であるがゆえの。



最後の曲を終えると、楽器を置いたメンバーは、

オーディエンスを改めて確認する。

下手側にしゃがみ、うれしそうに笑うIKUOさん。

うれしそうだったなぁ・・・

そして上手側のお客さんと戯れるセバスさんを残して、

3人だけでセンターで万歳してたrabbit*・ ・*リラックマぴよすけ1

慌てて加わるセバスさん

パンダ汗

ちゃんと4人で万歳してた。

片福面と一緒笑

 

「NO.1」で銀テープが舞った。

手を伸ばしたけど、

わたしがいる列よりも後方に落ちたので、

届かなかった。

帰り際に、

フロアに落ちているものを拾って帰った。

 

 

最後の言葉は、

リラックマ「俺たちは10年かけてを晴らしたぞ!!」

 

これは通過点。

この一声で、

わたしたちの10年は幕を閉じ

また新しい10年が幕を開けた。

ブルハチ伝説は次の章へ。

 

 

そらまめ 枝豆 枝豆 豆しば 枝豆

 

 

 

はあと音楽ナタリーさんのライブレポートと 画像14枚

 

 

rabbit*・ ・*

もともとBULL ZEICHEN 88はインディーズだし、

宣伝もあまりできなくて、

口コミで大きくなってきたバンドなんです。

ひたすらいいライヴをやり続けて動員を増やしてきたので、

それだけで10年やれたのはたいしたもんだと思うんです。

だから、今回もファンのみんなに口コミパワーを頑張ってもらって、

友達もたくさんライヴに連れてきてもらって、

なんとか成功させたい。

みなさんの口コミパワーを、ここでもう一度僕らに見せてほしい。

そのかわり、おごりますよって感じです(笑)。

※official HPからごめんなさい

 

 

 

 

 

BULL ZEICHEN 88 結成10周年

おめでとうございます。

そしておごり笑ありがとうございました。

片福面と一緒 花束 傘

これからも変わらずにいてほしいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなでデザインを考えて贈ったフラワースタンド