Rayflowerのライブに行ってきました。

 

 

 

Rayflower

TOUR 2016 FINAL

~Bloom Moment~

@AKASAKA BLITZ

 

 

 

ライブに行くのはこれで最後にしよう

と思っていたんだけど、

気が変わった。あっさり     カピバラ

 

 

 

ライブに行けてとてもしあわせだったのに、

いつからかそれだけじゃなくなっていった。

いよいよ書くことも苦痛になった。

このことが決定的となった背景には

いくつかの要因があったのだけど、

それらが一度に押し寄せてきて、

そこから解放されるには、

もう元を断つしかないと思っていた。

 

いつも通りに会場に行って、

いつも通りに人と会話した。

義務でも何でもない、

自由意思によって

ここに来ているだけなのだから、

次からはもう来ませんなんて宣言は

不要だと思って。

 

 

そんな心を隠してフロアに紛れ込んだのだけど、

見納めなのにめっちゃいいポジションで見てしまった。。。

カピバラ

 

ゲネプロでYUKIさんが衣装について話していた、

あの羽根に思いを託していた。

 

ねこ

『今回の衣装、右肩に羽根付けてもらったから

暑いけど脱ぎたくない。

きっとツアーをしていくうちに1枚ずつとれて、

なくなってしまうと思うけど。

そこもお楽しみに』

 

その羽根はツアー中順調に少しずつ

抜けていったそうだけど、

ファイナルまで残っていた。

鳥の羽根kira*

 

 

好きなバンドの成功を喜ばないファンはいないということ。

3曲演奏したところで、この公演は大成功になると確信した。

それでもう十分かなと思った。

1曲目から大盛り上がりの好調なスタートで、

メンバーも満足げにアイコンタクトをとっているのを見たら

安心して気が緩んでしまった。

でも、Rayflowerは

それだけのバンドじゃなかったんだなぁ。

 

 

この日もIKUOさんはたくさんベースを回していた。

いつもより多く回していた。

ベースを3周回したのを初めて見たし、

ご自身も回っていた。

ちょっと・・・今日のIKUOさん回しすぎじゃない?

って不安になった。

肩を壊すんじゃないかと思うくらいに回しまくるのだ。

それで全部吹っ飛んでしまった。

 

 

不動のトップバッターになったのは、このツアーからかな。

MCとなり、さて喋ろうという時、

一斉に自分に視線が集まるのを感じて

rabbit*・ ・*汗あせ「みんなが俺を見てる・・・」

と率直な感想を語ったIKUOさん笑

 

 

IKUOさんは、

心に合う言葉を探しながら喋るのだろうな。

ツアーはその時によって全部違うって、

人の心も違うって話してくれた。

それはツアーを振り返っての感想なのだけど、

わたしに言っているのかと思った。

それもニコニコして言うの。

いつかの赤坂BLITZで見たのと同じ笑顔だ。

わたしの好きな笑顔だった。

ご自身は今月2回目のBLITZ公演だったのだけど、

(10/3 TETSUYAさんのサポート)

額に手をかざしてフロアを遠くまで眺めて、

景色が違うと言っていた。

自分のバンドだからだって。

アーティストのサポートで

長年経験を積んできたIKUOさんにとって、

在籍するバンドで同じステージに立つことは

大きな感動なのだということがわかる。

 

 

2番手は自分のバンドに自分で花を贈ったYUKIさん。

DUSTAR-3のメンバーに

このツアーのファイナルのことを話したら、

バンドからお花を出すことになり、

手配はYUKIさんが任された。

YUKIさんは自分でお花を選んで、

Rayflowerに贈ったのだそう。

ねこ

「2段のがあって、これええなと思って、それにしてん音符”

お花を見ている余裕がなくて気づかなかったけど、

ロビーにはYUKIさんによって届けられた

フラワースタンドが存在するのか。

Rayflowerだけに、花キューピッドで注文されたそう。

めっちゃ受けている田澤くんトリック犬笑

かっこ左自分に花出すミュージシャン、初ちゃう?!+゜かっこ右

YUKIさんの説明の仕方も可愛いんだ。

そのやりとりだけで頬が緩んでくる。

 

 

この日のSakuraさんは最高にぶっ叩きドラムだった。

めっちゃ音でかかった。

半端ねー。

そして瞬時にしてすべてのシンバルを揺らす。

最後に演奏した『花束』は、音も気迫も最大級だった。

 

クロヒョウ

「この2ヶ月Rayflowerのことを考えながら活動してたから、

それがなくなるのは寂しいなと。

今日でツアーは終わるけど、

Rayflowerはまだまだ旅の途中です」

 

今日はファイナルだけど、

Rayflowerはまだまだ続くんだしって

みんな同じことを言う。

rabbit*・ ・*ねこネコ

 

さる「今回のツアーには

“Bloom Moment”というタイトルを付けましたが、

花が咲くような瞬間瞬間が積み重なって、

みんなと思い出を共有できるライブを各地でして来ました」

 

咲く瞬間が積み重なって

素晴らしい景色を一緒に作れたら幸せだと、

都さんは心からそう思ってくれただろう。

 

バンドの名前は放射状や光、そして花を意味する。

そのバンドのファンもまた花であり、

ライブ中に咲く笑顔もまた花であろう。

このツアーを通じて開花したものはたくさんあった。

それはバンド対ファンという枠組みに留まらず。

Rayflowerはまた一段と結束力を増し、

つぼみのように膨らみ花開いたもの

もしくはそれに近い状態へと導いていく。

 

 

 一秒毎に近づく 美しきBloom Moment 

 

 

ベース回しが一段落したらほっとして、

そのままライブに見入ってしまった。

あのMCrabbit*・ ・*を聴いたら

なんだか許された気になって。

楽しめる日があれば楽しめない日もあって

それがあるからまた楽しめるとでもいうような。

わたしも本当は、もっと見ていたいんだって

思ったのはそういうことだった。

カピバラ

 

『S.O.S.』のアコースティックギターは本当に美しい。

ギターソロではエレキに持ち変えるんだけどそれも。

フレットレスベースの不思議な音に引き込まれる。

あの音を土台にして、

繊細に構築される不思議な世界に酔って、

振動や波動や音圧に酔って、

歌に酔う。

後半は騒がずにいられない曲が続く。

体が動いちゃうんだよね。

 

 

誘われるままいつものように楽しめた。

ただ楽しくて、

でもそんな時間も終わってしまった。

帰る時間が近づく・・・

アンコールを求める声がフロアに響いたあと

ステージが照らされ、

登場したのはYUKIさんとIKUOさん。

そして『YUKIとIKUOの余興』が始まった。

これはアンコール前の余興であって、

アンコールではないらしい。

 

ねこ「もうチラシ見たかもしれへんけど、

あ、まだ見てない?

僕らのミニギターとミニベースが

発売されることになったので、

紹介しまーす!!

 

二人が手にしているのは、

指板が短く、ボディが一回りほど小さな
リザード君と赤カモ君だった。

スピーカーが内蔵されているので、

アンプにつながなくても音が出る仕様。

そう説明して実際に鳴らしてくれる。

 

これが余興?!

とんでもない!!

豪華セッション!!!

交互にソロフレーズを弾き合うのだけど

ミニであろうと超絶ぶりは変わらず。

回を重ねるとYUKIさんは

暴れん坊将軍のテーマを盛り込んだ。

サムライやな~片福面と一緒

 

この余興には続きがあった。

サイズはミニだけど性能に遜色はなく、

ライブでも十分に使えるということを

これから証明してくれるという。

 

ねこ「このミニギターとミニベース使って、

バンドで演奏したいと思います!

Rayflowerのメンバー、カモーン↑↑

 

といってあとの3人をステージに呼び込む。

登場したSakuraさんは上半身裸だった

片福面と一緒

首にターバンを巻いている

片福面と一緒

田澤くんは後ろを向いていると思ったら、

サングラスをかけていた

サングラス 黒

YUKIさんが聞き覚えのあるアルペジオを弾く。

なんと・・・

 

シェパード「『紅』だぁぁ」X

 

 

かねてから話題に上っていた名曲を聴ける日が来た。

わたしはその場に遭遇したことがなかったので、

彼らの『紅』を聴くのは初めてだった。

やっと聴けたぁ・・・

それもフルコーラスで演奏した片福面と一緒

 

 

最近のミニギター&ミニベースってすごいんだなぁ。

この人たちで『紅』をやっても、不足を一切感じない。

そしてTOSHI氏になりきる田澤くん。

田澤くんの顔と体がこちらを向いているのが、

なんだかわたしを見て歌っているみたいで

超テンション上がるプリネコ*。

気のせいではなく、確実にこちらを見て歌っているのだ。

わーなんでやろと思いながらも大喜び。

あのサングラス、TOSHI氏がよく使うものを探したんだろうな。

本当にTOSHI氏が歌っているみたい。

昔FC入ってた→*片福面と一緒

ギターソロではドラムセットの後方に回って

Sakuraさんと一緒に頭でリズムをとる姿なんて

TOSHI氏とYOSHIKI氏なの。

Sakuraさんの徹底ぶりにも思わず笑ってしまう。

もちろん演奏はそれ以上。

 

 

田澤くんもYUKIさんもキッズの頃からXのファンだったので、

RayflowerCHなどで当時のお話を伺うと親しみを感じる。

IKUOさんは『紅』をやる間は機材の調整をしていたので、

やっとRayflowerで参加できた片福面と一緒

※是方さんのところで一度演奏されている

本是方博邦 Rock Twin Guitars Jam 2016.3.2

 

 

知ってる人は一緒に歌ってください、と言った田澤くん。

歌い始めたらオーディエンスの声が大きくて

びっくりしたみたい。

シェパードあせ

「みんなめっちゃ声出てるやん!

俺があんだけ煽ってやっと声出てんのにさー!

なんか妬けるわー・・・

だってめっちゃ気持ちよかったもん。

みんなの声を浴びてる感じが」

 

 

だってねぇ、

見た目はRayflowerなのに演奏はXなんだから。

メンバーさんはXになりきってるし。

それに『紅』はタイミングによってしか聴けない

特別な曲だったのに、

ファイナルで共有できたんだから。

全員参加でしかもフルなんていう

最高のシチュエーションで、

すごく楽しかった。

 

 

機材トラブルの間、

お客さんを退屈させないようにとの気遣いから始まった。

それをここまで発展させられたのは、

Rayflowerの実力とキャラクターなんだ

と思ったら楽しすぎて。

一緒に歌ってくださいと言われたから、

思いきり歌ったよね。

 

 

そのあとにアンコール2曲を経て終演。

この頃には見納めなんて言葉はすっかり消え去っていた。

この日のことを書くのにすごく時間がかかったけど、

今日車の中で耳に残った歌詞がこの答えかなと思った。

 

失敗を受け入れ 後悔振り払う

ほら 女神がキスをした
 

この曲が登場するblogを書くまで当分かかるけど、

つながっていくのでまたその時に。

カピバラ

 

全ての演奏を終えて、メンバーがステージ中央に集まる。

一列に並んで、固く手を繋いで、オーディエンスを眺める。

深く長く頭を下げて、ツアーファイナルが終わった。

その時の田澤くんの言葉が、実に彼らしかった。

 

シェパード

「ありきたりな言葉やけど、これしか見つかれへん、

ありがとう!」

 

 

こちらこそ、

素晴らしいステージをありがとうございました。

やっぱり最高にしあわせでした。

片福面と一緒♪*