T.M.Revolutionのライブに行ってきました。

 

 

 

T.M.Revolution

LIVE REVOLUTION'16 -Route20-

@四日市市文化会館

 

 

 

西川くんが47都道府県を回るツアーで

初日は5月13日だったので、

季節は2回変わっていた。

わたしはIKUOさんがサポートメンバーとして出るライブには

行かなかったのだけど、

T.M.RevolutionでのIKUOさんはサポートメンバー以上の存在で、

見に行くのが楽しみなライブになっていた。

その中でも地元でIKUOさんを見るというのは

滅多にない貴重な機会であるので、

季節2つ分を我慢してでも

三重公演をわたしの初日にしたいと思っていた。

 

 

 

自転車に乗って会場に向かった。

近い...豆しば

 

 

 

しかし座席は2階席の後ろから2列目で、

こんなに高くて遠い位置からIKUOさんを見るのは初めてだった。

小さい......豆しば

ステージを見下ろす首の角度にも慣れないけど、

せっかく三重まで来てくださっているのだから、

最後まで気を抜かずに精一杯楽しもうと思った。

周囲のお客さんもみんな同じ気持ちのようだった。

始まる前から高揚感がすごいの。

 

 

 

大島さんがショパンの『革命』を弾き始めると、

ここから聖地に入るみたいに空気が変わった。

そのあとお馴染みの曲が続くのだけど、

熱気がすごくてね、2階席も全然負けてなくてね。

あまりに熱かったので、

これはやばいと思ってTシャツを脱ぎ、

中に着ていたキャミソール1枚で参戦した。

タオルを持ってくるのを忘れたのだ。

汗で体を冷やさないように、

終演後の着替えを温存する。

 

 

 

MCになると、

感謝の言葉を伝え続ける西川くんが印象的だった。

土日がずっと楽しみだったって。

今日の西川くん、めっちゃ優しいなって思って聞いていた。

話す内容もだけど、話す声が温かい。

イナズマロックフェス2016が天候で中止になってから

最初のステージだったというのもあるのかな。

 

 

 

なぜだかおねえ言葉になったり。

その口調で、女性ホルモンが分泌されるのは

一生でティースプーン1杯なんだっていう話をしてくれて

楽しかった。そういうのめっちゃ好き。

 

 

 

「工場の排気ガスも、オゾン層破壊も、

何なら生活排水の事も、今日は忘れて!」

なんて言って、

かつて四日市ぜんそくを全国に名を知らしめた

工業都市・四日市についても熱く触れてくれたけど、

話す言葉の端々には感謝がにじみ出ている。


 

 

そして『THUNDERBIRD』は衝撃だった。

アコースティックバーションだったんだけどね、

やっぱりわたしはバラードを歌う西川くんが好きだと思った。

一瞬何が起こっているのかわからなかった。

息を吸うのも忘れてしまいそうな澄んだ声。

美しすぎて切なさが加速する。

こんな感動は初めてだった。

でもステージは影になるのでよく見えないのよね。

ギターの音も綺麗だったけど、曲中、

柴崎さんがどこにいるのか最後までわからなかった。

IKUOさんはアップライトベースを弾いていたのか。

全然見えなかったなぁ。

なので暗転したステージ後方を見つめながら、

耳だけで音を追っていた。

 


 

この日のゲストは伊賀市のゆるキャラ

『いが☆グリオ』くんだった。

小学3年生の忍者なんだけど、

メタボリックな体型に反してハイテンションな動きが持ち味。

大島さんがグリオくんの腰の刻み方に親近感を覚えて、

友達かと思ったとか、大島さんがキウイとかって、

濃いめの下ネタで沸いていた。

そんなグリオくんは

第5回ゆるキャラダンス選手権inお台場夢大陸で

優勝している実力派。

この受賞でどれほど機敏な動きであったかを

想像してもらえるかと。

 

 

 

IKUOさんは遠かったけど、

ベース回したり、腕を上げたり、

ベースを高く掲げたりして

オーディエンスを煽りまくっていた。

 

 

 

和太鼓と三味線のセクションになる。

やっと見れた…豆しば

三味線を弾くのも猛練習されたんだと思う。

今となっては当たり前のように弾いてるけど。

中央で西川くんが大きな和太鼓を叩くと、

それに合わせて手拍子が起きた。

大島さんと慶くんも和太鼓を叩く。

先にIKUOさんが三味線からベースに持ち替えて、

それから柴崎さんと菰口くんがギターに持ち替えて、

バンドスタイルに戻った。

そこからの大好きな『Naked Arms』。

この流れは最高だった。

わたしも会場に負けないくらい大きな声で歌った。

ここから先は至福の瞬間の連続で、

とてもまぶしかった。

 

 

 

西川くんは、

四日市ではデビューして2、3年目にライブをしたんだけど

その時は三重は温まるのに時間がかかるなぁと思った

でもそれはみんなのせいじゃなくて 俺の力量不足だった

今日、あの時の記憶が塗り替えられた

と、そんな言葉もくれた。

 

 

 

三重の人って、普段からそんななのよ。

いいなぁって思うものを

身体の外に出すのに時間がかかる。

だから今日がこんなに盛り上がったことに、

地元の人も、県外から来た人も、

とても喜んでくれたようだった。

 

 

 

熊本での追加公演が発表されると、

大きな拍手と歓声が上がった。

西川くんは、全国を回って集めたみんなの想いを、

振り込みじゃなくて直接届けに行くんだと言った。

 

 

 

傍観している人がいなくて、全員が当事者になれるのは

いいライブだね。

そういうライブは本当に最高。

西川くんも大音量の『最高ー!』をくれた。

 

 

 

最後に全員で跳ぶ時、しゃがむのを知らない人がいた。

その人に、初めて来られたんですか?って

気さくに声をかける西川くん。

わたしも初めて見た時知らなくて、

これは何の時間なんだ?!と思ったわ。

周りを見てもわからないし、誰も教えてくれないの。

身支度してる?でも席からは離れない。

それでふとIKUOさんを見たら、IKUOさんもこっちを見ていて、

しばらく見ていて思った。

(あ、もしかして跳ぶ?)

それで無事しゃがめたという思い出。
豆しば