ジャズセッションを見に行きました。

 

 

 

☆山口真文GROUP

山口真文(ts)

柴崎浩(g)

田中菜緒子(key)

IKUO(b)

小松伸之(dr)

@SOMEDAY

 

 

 

山口さんのセッションを見に来たのは二度目。

 

前回は雪の日だった。

 

初めて見たとき、山口さんの口角を下げ無表情で

 

じいっと共演者の演奏に見入る姿に緊張した。

 

きっととても厳しい人なんだと思って。

 

 

 

だけどこの日の山口さんからは、

 

まったく違った印象を受けた。

 

 

 

穏やかで優しい眼差し。

 

ステージが暑かったようで

 

少し頬を赤らめて額の汗をハンカチで拭き、

 

登場して早々にジャケットも脱いでしまわれた。

 

そしてそのジャケットをかけるところがなくて、

 

サックススタンドにかけようとしたけどうまくかからなくて、

 

ちょっとお困りの様子で

 

やむなくスタンドのそばの床に置いたり。

 

その様子がなんだかかわいらしかったのである片福面と一緒ハ。

 

アンコールで再び登場された時には

 

わたしの方を見て微笑まれたので片福面と一緒

 

わたしも拍手をしながら自然に微笑み返していたはぁと片福面と一緒

 

 

 

柴崎さんはスウィープだった。

 

指が指板を端から端へ滑り続ける。

 

小節を進めるごとに繊細なフレーズが次々に更新されていく。

 

熱さは押さえて、頂点までの緩やかな放物線を描いていく。

 

 

 

田中さんは赤いキーボードを弾いていた。

 

一番奥からステージを見渡しているけど、

 

ソロの時には完全に下を向いていた。

 

それが視界を手と鍵盤のみにして、

 

自分と向き合っているように見えた。

 

一音一音を丁寧に大切に鳴らされる。

 

 

 

小松さんは終盤にドラムソロ。

 

前回もドラムは小松さんだった。

 

シャープさがこの方の魅力なのかなと思った。

 

底から感情が沸いてくるみたいなソロだった。

 

 

 

素晴らしい演奏を前につい見入ってしまって体に力が入る。

 

そんな緊張した雰囲気でも、

 

山口さんがひとたび音を出すたびに

 

体の力が抜けていった。

 

それもうっとりする音色に溶けていくような感覚で。

 

そういう自分が驚きでもあった。

 

山口さんは、テナーとソプラノの2本のサックスを

 

曲によって使い分けていた。

 

この音がわかるなんて、ちょっと大人になった気がしたわ。

 

 

 

IKUOさんと言えば「付点八分奏法」と『Directions』。

 

この二つはもう代名詞になってもいいと思う笑*

 

『Directions』を一番最後に演奏されたのだけど、

 

この曲を山口さんが紹介した時、会場から拍手と歓声が沸いた。

 

それには男性の声も混じっていて、

 

定番曲であり高い人気曲であるのがうかがえた。

 

この日のIKUOさんの『Directions』は、

 

ベースソロの応酬に加えて、

 

エフェクターや手元のノブを駆使してのボリュームコントロールで

 

躍動感にあふれていた。

 

骸骨vはーと

 

 

 

ここのマスターが親しみやすい味のあるお方で、

 

(ちょっとこわそうだけど!?

 

近所だったら通ってるんだろうなぁと思うフライパン

 

 

 

 

 

素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

音に酔いました。

 

上質な時間であったと思います。

 

それとお隣のテーブルのみなさんも、

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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