小野さんのリーダーセッションを見に行きました。



SERGIO SESSION
小野研二(tp)
是永巧一(g)
IKUO(b)
草間信一(key)
山口鷹(dr)
GUEST 田澤孝介(vo)
@GRAPEFRUIT MOON



小野さんは今日も絶好調だった。

2日とも見に来るお客さんが多かったみたいで、

昨日の温度を保っている会場の空気にニコニコ。


最初のMCではこんなご挨拶をされる、


「どれだけ待ってもSERGIOさんは今日は来ません!」と。

SERGIOさんっていないんだ 笑

昨日から
 
初めてのお客さんが多いのを感じていたのかな。


今日はゲストに田澤くんの出演が発表されている。

田澤くんの名前を出して、
 
「もしかしたら出てきて歌ってもらうかも。

帰っちゃってたらわからないけど」
 
って焦らす小野さん。


本日のわたしのお楽しみは、
 
このお二人の邂逅と、是永さんのギターである。



今日は機材のトラブルもなくて、いいスタート。

IKUOさんのベースの指板が、
 
昨日より長いように感じたんだけど、

気のせいかな。

音は、低音を利かせたずっしりと重い音だった。

改造Longway2もフレット数を減らしたタイプなのかな?

今日は通常のような気がするんだけど、
 
当たってたらすごいな。



登場した是永さんは、
 
普通の(?)人だったので安心した。

昨日、小野さんが是永さんのことを、生意気だとか、

あいつを止められるのは俺しかいないとか、
 
さんざん言っていたので、

一体どんなすごい人が来るんだ・・・
 
と思っていた 笑



是永さんのギターもいい音だったなぁ。

分厚い虹のような七色の音と、
 
強気なピッキング。

それは力を入れて弦を弾いている
 
という意味ではなくて、

ギターへの自信と信念を前面に押し出してくる。

それが心地よい。

ワイルドなギターだと思った。



是永さんが
 
「ちょっと暗い曲だけど」と言って紹介した

『Hello』という曲がとてもよかった。
 
素晴らしかった。ああいう曲大好き。

全部解放されそうだった。

ちょっとマイナーの寂しげな、
 
でも深みのある美しい曲で、

ベースソロでは寄り添って励まされた気がした。

速い曲でないときのIKUOさんのソロには、

人柄がにじみ出ている気がとてもする。



小野さんは、
 
Rayflowerのことを知らなかったそう。

IKUOさんも、小野さんに言っていなかったそう。

IKUOさんは、小野さんの興奮を鎮めようと
 
尽くしてくれる。

「説明するね」、と客席に声をかけ、
 
小野さんにRayflower結成の経緯を話し始めた。

「しれっと始まった企画もののバンドで・・・」

小野さんは「しれっと」がわからない。
 
「『しれっと』ってどういう意味??」

「しれっと」の説明をするIKUOさん(笑)。



田澤くんは、本編でご自身のソロ作品から

『ここに僕らの』と『蒲公英~風に舞え~』
 
の2曲を歌った。

IKUOさん以外の方とは、今日が初対面だったよう。

『蒲公英~』は
 
ピアノでの弾き語りの譜面しかないところを、

草間さんがバンドアレンジされたということだった。

譜面が渡ったのは数日前だったとか。

簡単な音合わせしかしていないと思うのだけど、

田澤くんは迷いも戸惑いもなく
 
気持ちよさそうに歌っていた。

人懐っこいキャラクターは、
 
小野さんにも気に入られていた。

ねこシェパードたこやき~☆たこ焼きたこ焼きわくわく豆しば



草間さんのひくキーボードが奏でる優しいメロディーと、
 
小野さんの吹くトランペットの情熱的な響き。

小野さんと草間さんのやりとりも楽しかった。

小野さんは草間さんに
 
「アウトロー最高!」と言っていた。
泣きキラキラ


山口さんのきめ細かなドラムは、

敷き詰められた星の破片のようだった。

また見る機会があれば、
 
その時はもっと聴き込みたい。

 
 
アンコールで田澤くんは再び登場し、

IKUOさんのリクエストに応えて2曲歌った。

スターダストレビューの『夢伝説』と、

JOURNEYの『Don't Stop Believin’』。

どちらもIKUOさんの大好きな曲。

『夢伝説』は、
 
カラオケでもよく歌うのだそう。

わたしはこの曲の歌詞が忘れられなくて、

家に帰ってからずっと、この曲ばかり聴いていた。

IKUOさんって、
 
すっごくロマンチックな人なんだと思った。

『Don't Stop Believin'』は、
 
以前から好きな曲やおすすめの曲としてよく挙げていた曲。

「夢が叶う瞬間を想うと泣けてくる」と言っていて、

その発言に是永さんも、同感だと
 
大きくうなずいていた。


♪音符♪*♪+kira*♪♪*♪kurun+.♪+.♪*カピバラ
 

田澤くんもセッションを楽しんでいたなぁ。

この2曲も素晴らしかった。

体のどこにも力みがなくて、
 
伸びやかなボーカル。
 
英詞も完璧で、ほんとに歌うまいな。

IKUOさんも満足そう。

夢いっぱいのアンコールだった。



小野さんがこのご挨拶をされたのは、

アンコールに入る前だったかな。



昔からこの近くにお住まいなんだそうで、

この店舗は
 
以前は大手の百貨店の食品売り場だったとか。

小野さんもよくお買い物に来たんだって懐かしがる。

このお店が好きだから、苦情とかもあるんだけど、

みんなどうかよろしくねって。



閑静な住宅街によそ者が100人集まるなんて
 
尋常なことじゃないから、

穏やかではないときもあるのかもしれないけど、

人と人が夢と音でつながれる空間を大切にしたい。





2日間その場所にいられてしあわせでした。

会話しなくてもその人となりを想像できたりして、

やさしさや温かさを感じられるのもうれしいことでした。

また見に行きたいです。

素敵な時間をありがとうございました。

ハート片福面と一緒ハ。