ごぶさたしています。バイトがお盆休みに入り、

連勤に終止符です。


すごく久々に最近読んだ本など。

リリイの籠/豊島 ミホ
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女子高の話がいろいろ入っています。

リリイってそういうことかーって読み終わってはたと気付いた。

ラストの話にビアンの女の子が出てくる以外は、

百合ってほど百合でもない…。

いや、むしろほのめかしが百合の基本なのかな。

豊島ミホらしい健やかさに混じる色気って感じで

爽やかにざわざわします。


豊島ミホはほんとうにすごく、読みたいものを読ませてくれる作家さん、


という評価が豊島さんにとっては悩みの種だったのかもしれないな

と今となっては思う。

休筆しちゃったもんね。


あーでもやっぱすきだ。



神の棘

神の棘 1 (ハヤカワ・ミステリワールド)/早川書房
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須賀しのぶさんといえば、コバルト文庫のキルゾーンな世代です。

うんやっぱ骨太で面白い。

ナチスドイツもので、大人になって再会した幼馴染の対立をめぐる

情念のドラマです。

今のところ(読んでる最中)


ただわたしが借りてきたのは初版なのか誤字が超多い。

校正さんお仕事…!

漢字のミスだけではなく、

会話でその場にいない登場人物の名前がうっかり出てきちゃったりね。


まだ読んでいる最中なので感想はまた改めて。




オリンピックでしたね。観たり観なかったりしていました。

吉田麻也選手がキャプテンだったので(面白いから)

サッカーだけ割とちゃんと観てたかな。

結果としていろいろ残念でしたが。


昔、大学の先生に政治とオリンピックは切り離せないと言われて

ああそうだなあと腑に落ちたのをしみじみ思いだしたり。

厳密にいえば、

ありとあらゆることから政治性は排せないですけども。


今回顕在化した事件うんぬんはもちろんだけど、

そもそも構造的に不可避的なんだろうなあと。

だから、喜ぶにせよ怒るにせよ一体感の誘惑に対して、

難しいけど一歩常に退いていたいなあと思います。


為末さんが腑に落ちる記事を書いていたので

リンクを貼っておきます☆

ツイッターまとめ

http://togetter.com/li/354288

記事

http://london2012.nikkansports.com/column/tamesue/archives/p-cl-tp0-20120813-1000023.html


こういう舞台では、アイデンティティと国家が直結し易いの、

いろいろとあぶなっかしい。

名古屋人 愛知県人 東海人 西日本人 日本人 

アジア人 地球人ぐらいの重層性のなかで自分を認識していられたら、

穏やかに生きていけるかなあ。



それはさておき、最近、友達に借りた子供向け

(と言っていいのかなあ、あれ)アニメがすごく面白かったです。

『プリンセス・チュチュ』

なんか、物語のなかの登場人物が作者の目を逃れて

世界を変えようとするんですが、

昔はやった『ソフィーの世界』を思い出すかんじ。

唸らされる良作でした。