舞台荒らしといえば、もちろん北島マヤ(ガラスの仮面)ですが、
綾野剛さんもちょっと似た印象を受けます。
NHKの朝ドラの『周防さん』役で爆発したみたいだけど、
このリンクの渡辺あやさんのコメントを読むと、「やっぱりマヤ!」ってなる。
「バランスが見事にふっとんでしまっているのが、辛いやら怖いやら」
『クレオパトラな女たち』が(打ち切りの影響もあるんだろうけど)
テーマを回収しないまま終わってしまいそうなのは
みんなが主人公ではなく、綾野剛演じる黒崎裕に感情移入し過ぎた
結果じゃないかと。
主人公に感情移入する余地がなくなってしまったので
物語の関心が、テーマの消化より裕との関係性の変遷の方に
だいぶ固定されてしまった印象。
だから、無理にタイトルの『女たち』の部分で、峯太のトラウマを解決すべく
睦(稲盛いずみ)との不倫問題を盛り込むと視聴者の反感を買うという…。
せっかく低いなりに右肩上がりできたのに、前回だけ視聴率落ちたのは
その辺だと思います。
このドラマ、主人公が視聴者のなかで入れ替わっちゃってるよなあ。
「あの子は舞台荒らしの宿命をなんたら」って
月影先生の顔見えたもん(笑)。
ほんとドラマとしてはある意味、
ぐっちゃぐっちゃになってる部分があるんだけど
だからこそラストをどう持っていくのか非常に気になります。
もしこれで前回の流れのまま不倫エンドだったら、
BD売れないだろうなあ…。