海外の田舎に

赴任している友人に頼まれて、

代理で公募小説の推敲&発送準備を行いました。

ここ数日、怒涛のよーな推敲手伝いラッシュで

ひたすらメールを往復させて寝不足気味でしたが

やっていてとても面白かったです☆


何にしてもそうですが、目標に向かっているひとにお手伝いは

すごく勉強&励みになります。



さて、一週間以上前のこと。

図書館に行けない環境(遠い上、只今閉館中)についに限界を感じ

名古屋市内の図書館で本を借りてきました(笑)。


友人がブログで勧めていた須賀しのぶの

『流血女神伝』(コバルト文庫)も借りました。

流血女神伝 喪の女王 (1) (コバルト文庫)/須賀 しのぶ
¥520
Amazon.co.jp

この小説は一般書というか一般向け文庫でも

タイトルを変えて出版されています。

帝国の娘 上 (角川文庫)/須賀 しのぶ
¥580
Amazon.co.jp


そもそも須賀さんという作家さんの書くものは

少女だけが読むのはもったいない硬派さ。

広く愛される機会を得てうれしいです。

その一方で、コバルトから須賀さんがいなくなったことが

さみしかったり。


とにかく読むのが楽しみですっ。



そして、先に読んだ本がこれ。

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)/鈴木 謙介
¥735
Amazon.co.jp

この本を読んでみようと思ったのは

著者のインタビューが面白かったからです。


彼の師匠である宮台真司の「転向」にマック(訂正。

ブックファーストでした。なんでマック…)で立ち会ったという

くだりは特に興味深かった。

自分の師匠がいきなり昨日とはまるで違う意見の方に

いってしまったらそれはもうエエーだろうなと思うと

ちょっと頭の中で絵が見えてしまって。

笑いごとじゃないけど笑ってしまいました。

↓これです。

http://media.excite.co.jp/book/daily/friday/007/

このインタビューでは決断主義についても言及していて

なるほどそういうものなのかなと思ったのが

「ポストモダン的なことを言っていた人々が、

40代になってなぜ決断と言い出せるかというと、

そういう既得権にコミットできるからとか、

マスコミに対して近いから、というのが大きいと思うんです」

というところ。

昔読んでいた知識人のひとたちの転向が

どうして起きたのか理解できていなかった

わたしにはそういう見方もあるのかなと驚きでした(笑)。

そっかあ…。


ちょっとまだ感想らしい感想を書くには頭のなかがまとまって

いないのでこんなゆるい書き方になっていますが、

なんというか、大学時代からずっと考えている問題意識みたいなものを

ここ最近、多角的に見直せる機会があって面白いです。

まだまだいろいろ腑に落ちないので

模索していきたいなあ。


まじめなはなしのついでに

森達也さんの死刑制度についての文章が

わたしにとってはとても納得のいくものだったので

ご紹介します。

http://diamond.jp/articles/-/16819