おひさしぶりです。

オフの方で思いがけないことが起きて

どたばたしています。

まだ渦中なので早く落ち着いたらいいなあ(苦笑)。


それとは別の話で。

今、友人の公募用小説を推敲しているのですが、

とても勉強になります。

地の文の巧さが素晴らしい。本当に読みやすい。

大学時代からの友人なのですが、

上達の過程を知っているだけに見せてもらって

楽しいし、ついでにやる気スイッチ入ります。


そんなこんなでさっきまで預かった原稿を読みつつ

線を引きつつと作業していたせいか、

なんだか大学時代のことが急速によみがえってきました。


ずばり、ゼミの発表よろしくレジュメまで作って友人に

幽遊白書についてとうとうと

研究発表をしていたあのあほな時代(笑)。


幽・遊・白書 12 (集英社文庫 と 21-16)/冨樫 義博
¥680
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ああ幽白。今、タイバニが旬なんですけど

人生かさぶた作品ランキングをつくったら

間違いなく一、二位をオウガ(タクティではなく伝説の方)

と争う幽白。


どっちもすっきりと終わっていないし

(幽白は完結したけどあれだし)

いろいろと謎と痛みを遺したままで

ほんと思い返すたびじたばたしてしまいます。


タイバニもそのぐらいの作品に、

自分のなかで醸成してくれるといいけどどうだろう。

ありがたいことに作り手が

誠実かつ盤石な作品だからなあ

オウガも誠実は誠実なんだけど、内容と現状に

爆弾がありすぎて。

幽白はだって冨樫せんせいだもん、言うに及ばず・笑)。


うん、やっぱりタイバニは、

先の二作品のようにいたいいたいと呻きつつ

引きずり続けちゃうってことはないんだろうなあ。

胸が痛くなってその息苦しさとひきかえに

何度でも当時の熱狂を取り戻すことができるような

そういう感覚は持てない気がする(好きという

意味で劣るわけじゃなく)。



幽白。あのあと、登場人物の寿命はどうなって

どういう生き方を選択したんだろうと考えるだけで

ちょっとおかしくなります。

たとえばタイバニのバディはなんだかんだで公私ともに

距離が近い疑似家族だから安心なんです。

万一、虎徹さんがいつか限界をむかえてヒーローを引退しても

その精神を受け継いでバニーは頑張るだろうし

プライベートでも仲良しでい続けるだろうから

切なくても幸せでいてくれるだろうという確信が持てる。


でも、蔵馬と飛影のバディ(みたいなもの)の危うさとか

あのなんの確約もない、

幽助を軸に成立してきた奇跡みたいな時間とか

それぞれの寿命とその後とかいろんなことを考えると

何一つ絶対がなくてわあっていろいろとこみあげてくる。

ほんとうにどうしよう。こんな時間に考えている内容が

こんなんでどうしよう(笑)。


ところで未読なんですが、文庫版幽白十二巻に

冨樫せんせいがシュールなおまけメタ漫画を

収録しているらしいですね。

amazonのレビューを見る限り

やっちゃった感があるみたいで。

どうしよう。買うべきか買わざるべきか。