こんにちは、倉敷京子です。
先日、赤信号で待っていると、自分が子犬を散歩させている女性の後ろにいることに気づきました。
(あまり周囲を見ていないのでしょうか、ふと気づくと、ということ多いです^^;)
子犬が、ふと振り返り私に向き直るようにまっすぐにコチラを見ました。
そして、本当に「まっすぐな目」で私の目を「じ・・・」と見つめてきました。
その目が、あまりにも「まっすぐ」だったので、可愛い、というよりも、「お?どうした?」…という感じで、何か会話ができそうな気持ちにもなります。
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いつも、お散歩している犬を見ていると思うのですが、よく、飼い主さんの顔を見上げていますよね~。
あの瞬間、かわいいな~と思うと同時に、
「なんで、あんなに離れたところにある、「顔」を見てくるんだろう?」
といつも思います。
自分が犬目線としたら、ちょっとしたマンションのてっぺんを見るくらいじゃないですか?
かなり「上の方」にあると思うのです。
何か「表情を読み取ろう」としているんでしょうね~。
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人が、ある感情を抱くと、共通して、ある顔の表情筋が反応するように「できている」ことが、証明されているそうです。
かなしい、という気持ちになったとき、共通して緊張する筋肉、ゆるむ筋肉があり、
うれしい、という気持ちになったとき、共通して緊張する筋肉、ゆるむ筋肉がある、ということです。
だから、言葉は通じなくても、感情が伝わるようになっているんですね。
(このしくみ、犬も共通なのかな?)
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大人になると、「泣きたい」と思っても、その場で泣くことができないことがありますよね。
また、今、自分が腹を立てている、と認識していても、立場上や、その場にそぐわないなどのことから、そのまま表現できないこともあります。
「顔で笑って心で泣いて」・・・という感じでしょうか。
でも、その場では、自分の感情を何とかとりおさえたとしても、その、『自分の感情にふたをした』、ということは確実に心に残っているそうです。
それが、昨日、今日、明日・・・と積み重なると、どうでしょうか。
心が風邪をひいてしまいますよね。
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広瀬真奈美さん著『愛され笑顔のつくり方』には、研究に裏付けされた、とても興味深いことが記述されています。
日中に我慢してしまった、その感情を、その日中に解きほぐすことの大切さを説いているのですが、その方法がとってもオリジナルなものなんです。
その方法、日中に感じた感情を、『顔』で思いっきり再現することで、感情を解き放つ、というもの。
『感情→表情(筋)』の法則の逆を再現して、
『その感情の表情(筋)を思いっきり動かす→感情が思いっきり表現でき、開放できる』
というしくみです。
おもしろいと思いませんか?
著書には、「顔ぐせ」についても書かれています。
自分が、どのような感情を抱きやすいかによって、無意識に、その感情に応じた顔のどこかの筋肉に力が入りがちになり、その結果、ある顔つきになってしまうとのこと。
「笑顔のつくり方」というと、何かとってつけたようなマニュアル本に感じるかもしれませんね。
私にとっては、読んでいる最中で、ふと本を閉じて、思いを巡らせ、また、読む…というような、とても濃い時間を過ごせた、貴重な著書でした。
「顔」というよりも、むしろ「心」をテーマにした濃い内容だと思います。
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笑顔って、感情にくもりのない状態の笑顔が、一番相手にも気持ちが伝わるんですよね。
あ…今思うと、子犬に見つめられたそのときの私は、もしかしたら、ちょっと難しい顔をしていたのかもしれませんね^^;
「お?どうした??」と思っていたのは、
逆に、まっすぐにわたしの目をみつめていた、子犬のほうだったのかも~???