(85) 京都御苑の厳島神社・宗像神社・白雲神社

京都2日目の午後、平安神宮の次は京都御苑へ行きました。

京都御苑ではまず、厳島神社を参拝しました。
堺町御門をはいってすぐのところにあります。
入口の立て札に"池の弁財天"と書かれていたので
市杵島姫命だけが祀られているのかと思っていましたが、
後で調べたところ祭神は

"祇園女御・市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命"でした。

京都御苑厳島神社 [菅原院天満宮神社]
京都御苑厳島神社
平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。祇園女御・市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命も合わせて祀っております。


 


 

池で亀と鯉が仲良く泳いでいたので写真に撮りました。
池に亀と鯉がいるのは珍しいことではありませんが、
"(54) ツキヨミの秘密(2)"に書いたように
亀と鯉は松尾大社の神使いとされています。



厳島神社の次は宗像神社を参拝しました。
宗像神社は厳島神社のすぐそばにあります。




宗像神社|むなかたじんじゃ
宗像大神は、別の御名を道主貴(みちぬしのむち)と申しあげ、全ての道を司り給う大神の尊称です。
宗像大神は、上代より世の道、人の道をはじめ交通の守護神主宰神として御神徳が高く、
遺唐使や朝鮮、中国大陸など、各方面に渡航する人々は必ず福岡の宗像大社で道中安全を祈願されています。
人が歩む道、文化、芸能をはじめ交通、産業の道の安全繁栄の守護神です。
一般に、うみの神として親しまれ、海産、生産、出産の他、交通・旅行・運送に関わる祈願が多いです。


祭神は宗像大神で別名は道主貴となっています。

"(38) 宗像大神はスサノオである"に書いたように
私説では宗像大神とは須佐之男命のことです。
道主貴という別名も朝鮮半島と交易をしていた
須佐之男命にこそふさわしいと言えるのではないでしょか?

この記事を書くために調べていてわかりましたが、
京都御苑内にある白雲神社の祭神も

市杵島姫命とのことでした。

方角としては宗像神社の真北になります。

白雲神社 | 音楽・芸事上達の神様、妙音天(弁才天)を祀る社 - ふらふら京都散歩
薬師石
薬師石は大切に守られてきた神聖な磐座(いわくら)。古神道では信仰の対象とされていました。
別名「御所のへそ石」とも呼ばれ、この石を手で撫で患部をさすると、怪我や病気の治療に効果があると伝えられます。本殿の裏にあります。


本殿の裏にある薬師石

大切に守られてきた神聖な磐座とのことですが、
"(38) 宗像大神はスサノオである"に書いたように
本地垂迹説によれば薬師如来は素盞鳴を指し、
宗像の地では須佐之男命が医王院に薬師如来として

祀られていました。

京都御苑の神社については事前にはあまり調べずに
神社名に誘われて参拝したのですが、
京都御苑でも須佐之男命と市杵島姫命が
仲良く祀られている
ことがわかりました。