空飛ぶメイメイ

メイメイは夢の中で空を飛んで楽しかったらしい。
朝の忙しい最中にメイメイがはりきって夢の話をしてくれていたけど、私は化粧をしながらテキトーに聞いていた。
「昨日ね夢の中でこんなふうに空を飛んだんだよ。（手をぐるぐるまわす）そしたらね、〇〇が泣いていたからね、背中に乗せて飛んであげたんだよ。ぎゅっとつかまってね、落ちないでねって言ったんだ。お家はどこ？って言ったら、あそこって教えてくれたから、ぶーんって下に下りておろしてあげたんだよ」
話し方があまりにもかわいかったので、手をとめて聞いてみた。
「だれが泣いてたんだっけ？」
「ママだよ。」
「えっ、ママだったの？大人のママ？」
「子供だったよ」
「へ～。こういう顔した子供のママ？」
「ううん。もっともおっっとかわいい。お顔」
すわっ正直すぎて笑える。メイメイは悪気なく言いにくいようなことをずばっとつらぬくので笑えます。