さてさて

午前中
超幸せラブラブパワーを浴びて
部活に張り切って行った長女。
3月上旬の小指の剥離骨折で
小指と薬指を固定してるので
自転車に乗れないので迎えにいくと


ある1人の先生に呼び止められて話し込んで
なかなか車にこない。


保育園の三役会の途中で抜けて行ったので
若干焦りながらも
なんだか大切そうな雰囲気だったので
きちんと終わるまで待って
帰りの車の中で訳を聞いた。


すると開口一番



「わたしな、悪い子なんよ。」


と長女。


「保育園の年長の時は仲間に怒られたりして
そんなにいい子じゃなかったんやけど


小学1年生の時から、先生に褒められて
優等生になって調子に乗っとった。

それで、クラスでは何でもゆっくりでさっさとできん〇〇くんて男の子がおったんやけど、


わたしは、自分の消しゴムに
自分で

ばか

って書いたのに
その男の子がやったと
その子のせいにして先生に言ったんよ。



4年生の時に自分が男子に
ランドセル踏みまくられたり
階段から突き落とされたりして
私は何にもしてないのに嫌なことをされて
ごっつい腹たったし
辛かった。
その時になってやっと
1年生の時にあんなことをしてしまったことが
すごく悔やまれて
ずっと気になって引っかかとった。


あの話しとった先生は
その男の子のお母さんなんよ。


その事が分かって
この前
【〇〇くんとお父さんとお母さんへ】
とあの時のことを謝る手紙を書いたんよ。
それをあの先生に渡してあったけん
そのことで話しよった。」


と。



私はただただ静かに

うなづきながら聞くに徹した。


「ほしたら、〇〇先生は
《教えてくれてありがとう。
あの時のことは、
最終的には本人にとっても良かったと思うし、
今はもう本人もお父さんも私も、
気にしてないけん切り替えて
リセットして
前に進んで行ってよ。

大人になってから
あの時はごめんな〜
とか謝ることが多いけど

今そうやって自分のしてきたことを
悪かったと感じて
きちんと伝えてくれた事が嬉しいし
すごくいい事やけんな。》
って言うてくれた。


みんな私のこといい子って言うけど
ほんまはそんなにいい子じゃないんよ。
ごめんよ。お母さん。私悪い子で。」


えーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん



「してしまった事は、あかんことやったな。
でも悪い子でやないよえーんえーん

自分がされて嫌な気持ちになった時に

ちゃんと自分のした事を振り返って
あの時の〇〇くんの気持ちを理解できただけでもすごいのに、

謝れるきっかけがあって良かったな。
伝えれて良かったな〜。
まさかそんな風にお母さんに出会うなんてな。」


そこで自宅に着いてしまった。


車から降りた長女の背中を見ながら
我慢していた涙があふれ
静かに頬をつたった。


それでも必死に涙を拭き
三役の仲間のところに行くと



もちろん目を見て

「どしたん⁉️」


となったので全部話すと、
みんな一緒の気持ちになってくれて…
すぐに共有できる人がいてくれて
涙腺が崩壊した。



ほんまに、すごいな。
14歳の長女はほんまに私を育ててくれる。
ほんまにほんまに
私たちのところへ生まれて来てくれてよかった。



長女の母親になれて嬉しいし
長女の事を誇りに思うおねがい


いいことばかりする人がいい人で
1つでも悪い事をしたらいい人ではない
と思ってしまっている


自分はそんなにいい子じゃない
悪いところもいっぱいあるのに
いい子とか言わんといて


今すごく複雑な気持ちや思考になってるのは
中学生の独特のものやと思うから


それを思いっきり味わい尽くして
トライアンドエラーを繰り返しながらも
少しずつ成長してる自分を
認められるように


親は見守り、寄り添い、たまに背中を押して
親14年目として成長していきたい。


そしてそんな純粋な気持ちを
大切に大切に覚えていたいと思う。


今は今しかないから。
{FE41C77D-E064-4967-8FF1-8DAD4D38C8BC}