長女の胎内記憶は
そして
と泣き出したのです。
彼女が2歳半になる前。
2人で赤ちゃんの時のアルバムを見ている時に
体験しました💕
産湯につかって泣いている二枚の写真を見ていると
突然大粒の涙をポロポロと流し出したのです…
そして
頭を抑えて
「ここが いたかった〜！
ぎゅー！ぎゅー！ってしたぁ〜」
」と泣き出したのです。
すぐにお産を思い出しました。
切迫早産の薬を飲んだり
入院もしていたけど
予定日の3月30日を5日過ぎても一向に気配がなかった
４月4日の夕方6:10分頃
コタツで横になっていると
パチン‼️
という衝撃がお腹に響き
アレ⁉️
と思ってゆっくり起き上がると
すぐにわかりました。
破水したな…
すぐに旦那さんの運転で病院に行きました。
でもなかなか定期的な強い痛みが来なくて
微弱陣痛でした。
破水したら感染症も心配なので
48時間？24時間？だったっけ？
以内には産まないといけないとのこと。
でも、お腹の張りは強くならず、
促進剤を点滴しながら分娩台にうつって
痛いのに、子宮口は全開になりません。
いきみたい感じある？
と聞かれても
人生初の痛みで
冷静さを失い
どれがいきみたい感じかわからんし
まだ子宮口9センチだから、まだよ〜
と言われてもわかりまへん。
痛みで苦しくなり
夕方食べたものが全部お腹の中から出てしまうし
痛すぎて旦那さんの手を強く握りしめすぎるし
押す場所が違うから
ソコ違う！
とか言うてしまうし、
わけがわからなくなっていました。
痛みがきて、痛いのがいきみたい時かと思って
いきみたい？
と聞かれて
ハイ！
と答えた私。
途中頭が真っ白になって意識が遠のきました。
ほんまに頭って真っ白になるんだというのを体験しました。
「Kさん！Kさーん！息して〜‼️Kさーん‼️」
と看護師さんに呼び戻されて我にかえります。
どうやら私のいきんだのは
まだタイミングじゃなかったようで
2回目にいきんだ後
赤ちゃんの心音を図る機械を見た
先生が助産師さんに
指示を出します。
赤ちゃんの心拍が下がったから
吸引分娩にしますよ〜。
140あった心拍が14にまで下がったのです。
それで
お腹の上からぎゅーぎゅー押されながら
赤ちゃんの頭に吸盤をつけての
吸引分娩になったのです。
しかも一度ハズレて
2回目でようやく産まれてきました。
でも
４月5日午前4:02分
生まれてきた長女は紫色で
なかなか泣きません。
3人目になって初めて
赤ちゃんが産まれてすぐに泣くのは
部屋が明るすぎたり
お母さん以外の白衣の物々しい人たちにふれられるから
というのを知りましたが
長女の時は知りません。
泣かんよ？泣かんよ？
いけるん？
いけるん？
泣かん…
主人の手を握りしめて
不安で不安仕方がなかった。
赤くない
赤ちゃん紫色しとる…
赤ちゃんて産まれてすぐに泣くんちゃうん⁉️
と頭の中で考えていました。
先生は
「いけるけんなぁ。もうすぐ泣くけんなぁ」
と言いながら
赤ちゃんの口には酸素マスクで空気を送り
腕をさすり続け
看護師さんは脈をはかり
大丈夫よ〜。
大丈夫！と言い続けてくれます。
すごく長くて
胸が張り裂けそうな時間を過ごしました。
今までの10ヶ月はなんだったんだろう
とか
私が無理にいきんだから
とか
何かあったらどうしよう
とか
いろいろ考えて
最悪の事態も一瞬よぎりました。
あとでビデオを見ると
産声をあげたのは生まれてから
2分30秒後。
今までで一番長い2分半。
すごくすごく長かった。
ようやく産声を聞いて
私も
号泣しました。
旦那さんは
よっしゃ‼️
とガッツポーズしました。
産まれてすぐには抱っこさせてもらえず、
すぐに保育器へ。
そんなふうに産まれてきたことを
長女は写真を見て思い出したのでしょう。
「ごめんよ〜
お母さん下手くそで
ごめんよ〜痛かったよなぁ〜
がんばったなぁ〜
ありがとう〜
もう痛ないよ〜
もういけるよ〜」
」と
抱きしめて
頭をなでなでして
2人で泣きました。
これが長女の胎内記憶を体験した瞬間でした。
しばらくするとケロッとしてページをめくり始めました。
私は
胎内記憶はあると確信しました。
不思議なことに、次の日同じように写真を見せても
何事もなかったかのように見て、
それ以降全くお腹の中のことは言わなくなりました。
ミラクルな1日でした。
〜胎内記憶長女編、ようやく終わり〜