姫路城
のつづきです。
今回は
石垣に注目
素晴らしい角のライン
“扇の勾配”といいます。
姫路城の石垣に使われている石は
ほとんどがこの地域周辺で採れる
「凝灰岩」
という火山灰の固まった石です。
姫路城の石は
黄緑っぽい色をしています。
この岩石はやや柔らかくて
彫ったり削ったりの加工がしやすいので
古代から人がいろいろと利用してきました。
1500年前くらいの古墳時代には
この石で棺桶を作って古墳の中に納めていました。
姫路城の石垣にはこれらの石の棺桶(石棺)を
石垣の石としてはめ込んでいる所が結構たくさんありました。
(城の石垣では一度に大量の石材が必要とされるので、
他の城でも石灯籠や石臼、石仏などが入れられている例があります。)
の写真の四角い石はもともと石棺だったのを
昭和に修理した時に取り外して、
代わりに新しく凝灰岩を同じ大きさで
加工した石を入れているそうです。
は本物の石棺が入っている石垣
赤の矢印の所に
石棺のえぐれてる部分のフチが
ちょっと見えているのわかりますかね?
戦国時代
姫路城を造るために
かなりたくさんの古墳を
ぶっ壊してしまったということですね~
(つづく・・?)