先日、とあるテレビ番組をみていたら、
有名芸能人の二世タレントが出ていて、
親孝行をする前に親にさきだたれてしまったと、
後悔を告白していた。
それに対しての見識者のコメントに心を打たれた。

「何よりもの親孝行とは、親よりも長生きすること」
つまり、子供に先立たれることがどれだけ親にとっては、
辛いかということを言いたかったようだ。

そう言えば、だれかが言っていたけれど、
若い人の葬式ほど辛いものはない。参列していても
遺影もつ親の姿は本当に心が痛む。これが、高齢の方だったら、
大往生だ、などと言っていられるというのだ。

自分の両親も70代になって、いつ亡くなっても
おかしくない歳になっている。自分自身も40代後半なので
健康管理には人並みに気をつけているつもりだ。

そして、こんなことも考えてしまった。
20代の親から生まれた自分は、親と50年近く
いっしょにいられるのだが、40代の親から生まれた、
我が子は、きっと40年くらいしかいっしょに
いられないのかもしれないということ。

そう考えると一日一日、一瞬一瞬がとても貴重な
時間に思えてならない。
毎日の中で子供と接する時間をもっともっと
大事にしようと今更ながら強く思いました。