西東京市ひばりが丘駅北口 鎌田歯科 の院長の鎌田です。



治療のタイミングは意外と難しい問題があります


例えば虫歯の痛みがひどくて(急性歯髄炎)麻酔が効きそうにないとき、一時的な処置で痛みを抑える処置をします。


痛みが治まると、その時が治療のちょうどいいタイミングなのですが


患者さんは


「痛く無くなったのだからしばらく経過をみたい」


と考える場合が出てきます


インフォームドコンセントが大事なので、どうしてもという場合には様子を見ることにする場合もありますが、しばらくすると激痛がおそってくる場合も。


そうするとまた応急処置で痛みを抑えてから


「やっぱり先生お願いします」


ということになります。


また歯そのものが完全に悪くなって、抜く以外の選択肢がない場合にも、急性の痛みがある場合応急的な除痛処置を行います。


やっと痛みが引いてやっと処置ができるかなというタイミングで


「痛く無くなったので抜歯したくないです」


という場合もあります


この場合もしばらく様子を見るという選択をして、2度目の急性炎症が起こってから


「やっぱり先生お願いします」


となるのを待つしかありません。


患者さんの意思を最大限に尊重することで、2度も痛みを受けることは、インフォームドコンセントのためにはやむを得ない事と考えるしかないのでしょうね。