毎日診療している中で、程度の違いはあれ患者さんの歯周病の罹患率はかなり高いといえます。
テレビのコマーシャルで見る完熟したトマトの様な歯肉は、もうかなり末期の状態でその歯を助けるのはほぼ無理な状態になっています。
軽度の歯周病では全く痛くもかゆくもなくて、全くの未症状であるため、発見が遅れることが多いんです。
自覚症状としては歯肉からの出血等ですが、実際には全く出血しない場合も多く、出血しないで進行していく場合の方が経過が悪いと言えます。
軽度のうちはブラッシングの指導をマスターして、歯石除去とクリーニングを受ければ比較的簡単に治癒するものです。
簡単な治療を早めに受ける事さえできれば歯周病で歯を失うことはありません。
無症状のために治療が遅れることが一番の問題と言えます。