当院では全体の治療が終了した場合全員に定期健診のお知らせを差し上げています。


患者さんの状態によって半年あるいは1年位の間隔にしています。


僕が一番もったいないと思うのは、一生懸命通って頂いて、一生懸命治療してやっと治ったのに、また悪くなってしまった時です。


今までの経過で悪くしてしまった方が治療後に同じ生活をしていたらやはりまた悪くなります。

治療の過程でいろいろお話をして、どれだけ生活を改善していただけるかによって経過が変わります。でも1回で理解していただけるとは限りません。何度も初診の治療をして行って、何年か後に初めてわかっていただける場合もあります。


歯の治療が終わったといっても、決して元に戻ったわけではなく、失われた場所を人工的に補ってあるだけです。長持ちさせるにはいろいろと注意が必要なのは言うまでもありません。


特に大がかりなブリッジや義歯の治療をしてある場合、1か所悪くなるのが全体に影響しますので、細心の注意が必要です。


しばらくはも検診に来ていただいて、何も問題の無かった患者さんでも、ある時から数年検診が途絶えて再び来院された時に、だいぶ悪くなってしまっていた時に一番もったいななあと思います。


それを「自己責任」というのは嫌いです。

ホントは無理にでも連絡を取って来ていただくべきなのかなと思っていますが、そこまでしていいのかと迷うところもあります。

何故かと言うと検診してれば絶対悪くならないわけでは無いからです。

でも確実に言える事は検診によってその歯の持っている寿命の最大限まで使い切ることが出来るということです