昨日、宇治の万福寺松隠堂にて普茶料理のイベントが行われていたそうです。

 

普茶料理の「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉で、すべての衆が佛恩に応え報いるための料理です。

 

また、席に上下の隔たりなく一卓に四人が座して和気藹藹のうちに料理を残さず食するのが普茶の作法で、禅宗では「五観の偈(ごかんのげ)」という厳しい戒律のもとおこなわれます。

 

この普茶料理は「医食同源」に通じる物でごま油や葛を用いるのも一つの特徴となります。

 

食事から健康を見直す。飽食の時代と言われ久しいですが、普段の食事を見直すのも良いかもしれませんね。

 

 

※「五観の偈(ごかんのげ)」

一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。

三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。

四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。

五 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

 

健康に不安を感じたら蒲田中央整骨院にご相談下さい。