検証するに当たって、まずⅢ度セヴン(気分が出ないので、以下 Ⅲ7と表記)の前と後ろのコードを見てみよう。(わかりやすくするため、キーは全てCとする)
1、 Georgia on My Mind/ 前C、後Am
2、 All of Me/ 前C、後A7
3、 On the Sunny Side of the Street/前C、後F
4、 Someday My Prince Will Come / 前C、後F
5、 I Remember Clifford / 前C、後F
6、 Come Rain or Come Shine / 前C、後Am
7、 Tennessee Waltz(サビ) / 前C、後F
8、 All the Way / 前C、後Am
9、 I'll Close My Eyes/ 前C、後Am
10、Just in Time / 前C、後A7
11、Lover Come Back to Me/ 前C、後Am
上のことからわかることは、Ⅲ7の前は全てトニック・コードで、後ろはⅥm、Ⅵm7、Ⅵ7およびⅣということです。
こんなのあり?
Ⅵm、Ⅵm7、Ⅵ7は、Ⅲ7よりルートが5度下なのでドミナント進行しているといえます。
しかし
Ⅳに進行しているⅢ7は何なのでしょう?
Ⅲ7は、哀愁があるふりをしていながら実は二股をかけるいい加減なやつ?
私は今までに、
・Ⅲ7には哀愁がある
・それはAltered Scaleの上でしか出てくることができないから
・Altered Scaleは7thコードがドミナント進行しているときに使う
・ドミナント進行とは7thコードが5度下(4度上)のコードに進むことをいいます
と書いてきた。
しかし現実は、ドミナント進行していない7thコード(Ⅳに進むⅢ7のこと)で(7thコードがドミナント進行しているときに使うという)Altered Scaleが使われているのである。
別の言い方をすれば、Altered Scaleが使われていて当然ドミナント進行すべき7thコードが、5度下ではなくあろうことか1度上のコードに進んでいる、ということなのだ。
これはどう説明すればいいのだろうか。
以下次回。