今回の献立で

焼き物に登場している
カサゴの開きになります。


非常に厚みがあって
脂もあって
美味しいです。

話は少し変わるのですが・・・。

先日、匠にお会いしまして・・・。

匠?そう、建築関係の
匠にお会いしまして
色々な話をうかがわせて
いただきました。

その中で非常に興味深い話がありましたので
この場で紹介させていただきます。


以下 匠様より

我々の住宅に
使用する「木材」

生の木を伐採して
「2年」ほどしっかり乾燥させ
製材して、一本の柱になるそうな・・・。(だいぶ簡略化)

ただ、現代において
この「2年」が非常にネック・・・。

「2年」もの間、家を建てるのを待つことはできない・・・(簡略化)

じゃーどうするのか?

人工乾燥です・・・。
要は機械乾燥です・・・。


匠曰く、これは乾燥ではなく
「木」を「炭」にしちゃってる  とのこと。

なるほど・・・。


この人工乾燥は水分とともに
木の中にある油分や細胞をも壊してしまうそう。

そのような「炭」材で建てられた家が・・・。
50年・・・100年・・・。
・・・。
・・・。


で話を戻すと
このカサゴの干物も
全く同じで・・・。


人工乾燥ではなく
天日干し・・・。

その適度な感じが
非常においしさを醸し出す。

余計な水分は蒸発し
旨味と適度な油分のみが残る。

まさしく日本の食の歴史の一端。
「干物」であります


先人の方々に感謝です。


しかも食だけではなく
「住」にまでも通じるとは・・・。


まさしく人は
「衣」「食」「住」から成り立っている。

そんなことを
考えた今朝であります。

長々と失礼しました。


それでは皆様
良い1日を〜〜