正直、見た目は
普通の茄子です。


まあ少しだけずんぐり
てっぷりしているでしょうか?

でも、でも、でも・・・。

味が非常に濃いです。

特に分かりやすいのが
焼き茄子にした時です。

普通の茄子はどうしても
水分も多く水っぽく仕上がる。

でもこの茄子はほっくり
まるで焼き芋のような感じで
仕上がるんです。
だから食べた感じも味が凝縮されていて
濃い感じがするんです。

当店ではこの茄子を
私のお気に入りの料理法
すり流しにして提供させて頂きました。
「雑司ヶ谷茄子のすり流し」

すり流し?って?思われる方もいると思いますので・・・。

洋風に言うとコーンスープのような・・・。
コーンスープはトウモロコシのペーストでスープを作る
和食で言えばトウモロコシのスリ流しになる。

ですのでこの雑司ヶ谷茄子のすり流しも
この茄子のペーストを
入れてお吸い物にした感じです。

これまた今後の定番にさせて頂きます。
季節は9月前後。
これもまた皆様に味わって頂きたい
一品になっております。

歴史的にはこの名の通り
豊島区雑司が谷近辺で
江戸への供給野菜として
作られたのが始まり。
やはりこの近辺は宅地化に伴い
この野菜は減少傾向に
なってきて今に至る。

当店の雑司ヶ谷茄子は
上石神井の野坂さんというかたから
わけて頂いている。

先日もこの農家さんにお会いする機会が
あったので話を聞くと
今まさに夏野菜の仕込み時期で
お忙しいとの事。

今から楽しみである。

今日はこの辺で。

おかげさまで江戸東京野菜の
まとめが十弾になりました。

まだまだお届けしたいまとめは
ありますが今回のまとめは
一旦これにて終了とさせて頂きます。

また、これからはいつもの
気まぐれな料理関係のブログに
戻ります。

これからもよろしくお願いします。

それでは良い一日を~~