あまり聞き慣れない
人参でしょうか?

実は私も今シーズン
初めて使わせて頂きました。

はっきり言って
築地市場の野菜売り場で
この人参は見た事がありません。
そのぐらい?貴重なのでしょうか?
それとも?単に生産者さんが少ないのでしょうか?



そもそもこの「馬込」とは
大田区馬込。
範囲を拡大すれば
大森、西大井の近辺でしょうか・・・。
この辺で古くは江戸時代から作られていた
人参です。
今ではこの近辺は宅地化が進み
この地ではほぼ作られていない。

ただ
この地の昔の農家さんから
在来種を
江戸東京・江戸野菜研究会・代表大竹道茂さんが
受け継ぎ種の保存と普及に努められ
信頼出来る農家さんと手を組み
今少しずつではあるが
我々の目にも届くようになってきた。

私も兼ねてから
この大竹先生とは
ご縁があり、今シーズンは
先生の紹介で、練馬の渡戸さんから
この人参をわけて頂いた。


特徴は
やはり香り。
それに続く甘さ。
私が食べた人参の中でも
指折りの甘さを持っている。

当店では今シーズン
この人参を擂り下ろし
人参ドレッシングにさせて頂いた。
果肉たっぷり、色味、甘味ともに
とても気に入った。



このドレッシングは
引き続き来シーズンも定番に
させて頂く事に決めた。


今日も長々と
失礼しました。
それにしても、野菜って
知れば知るほど奥が深い。
いや、野菜だけではなく
何でも?そうですね。


次回は人参つながりで
滝野川人参を特集させて頂きます。

それでは良い一日を~~