俺はどこで歪んでしまったのだろう


振り返ると真っ直ぐだった記憶が無い


でも


若い頃は罪は犯さずに生きていたはず

(法的にではなく)


俺の罪は深く、重く、数多い


背負いきれないと思う事もある


けれど


他の人に支えてもらうような資格もない


そんな俺は幸せになる資格もない


幸せになれるはずもない


それがこの罪


俺は人に近づいてはいけない人間だったんだ


近づけば近づくほど罪を重ねる


でも


俺も淋しいんだ


罪人だって夢見てもいいよね


でも夢見るだけにしておかないと


罪が重く圧し掛かる


夢に触ってはいけない


でも


それはとても眩しくて


輝いてみえて


こんな俺でも触りたいと思ってしまう


理性が負ける


弱い人間


罪の意識が


俺の心を傷付ける


そしてまた罪に手を染めようと


傷から逃げようとしてしまう


それでも一生背負っていかなければならないのだろう


そうして罪を重ねて


自分を苦しめながら生きていくのだろう


罪を犯す前の自分に言いたい


真っ直ぐ進めと