僕は翼を手にいれた
それはとっても小さな翼だったけど
とにかく僕は翼を手にいれた

だけど
同時に僕には足枷も付けられていた
それはとっても重くて
僕には歩く事すら出来なかった

それでも僕は空が飛びたくて
毎日毎日
僕は空を飛ぶ為
羽ばたいていた

いっぱい頑張ったんだけど
歩く事も出来ないくらい重い足枷が
僕が空を飛ぶ事を許さなかった

いつしか
足枷の重さに耐え切れず
僕の小さな翼は折れてしまって
僕には重い足枷だけが残された

僕に
この重い足枷から解放されて
空を自由に飛べる大きな翼を
手に入れられる日は訪れるのだろうか






昔書いた言葉だが


今も足枷は外れていない


結局生き難いのは変わらない


逝き難いのも変わらない


病が自由を縛る