《2023年・第76回 カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品作品》


アメリカで実際に起きた、13歳の少年と36歳の女性の恋愛スキャンダルを題材にしたサスペンスドラマです!  (原題 : May December,  上映時間 : 117分,  製作 : 2023年 / アメリカ,  R15+指定)



監督は、『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』『キャロル』『ダーク・ウォーターズ / 巨大企業が恐れた男』の "トッド・ヘインズ"。



キャストには、『マイティ・ソー』『ジャッキー / ファーストレディ  最後の使命』『ポップスター』『愛と闇の物語』の "ナタリー・ポートマン"。



『アリスのままで』『ハンズ・オブ・ラヴ / 手のひらの勇気』『秘密への招待状』の "ジュリアン・ムーア"。



『バッドボーイズ : フォー・ライフ』やTVシリーズ「リバーデイル」で活躍する "チャールズ・メルトン"。



タイトルの「メイ・ディッセンバー」は、親子ほど歳の離れたカップルを意味する慣用慣用句です。アカデミー女優2人の心の変化が分かる繊細な演技を、不穏な音楽が盛り上げていきます。



本作では、教師と生徒という関係や、事件そのものは描いておらず、事件後の当事者の心の動きや、事件をどのように見つめるかという点を中心に描かれています。



《一口メモ》

メイ・ディッセンバー事件とは?

1996年、当時教師であったメアリー・ケイ・ルトーノーは家族がいる身でありながら、当時12歳だった少年ヴィリと不倫し、1997年に2人の情事が発覚する。

懲役7年の実刑判決を受けるも、少年との子を身ごもっており、服役中に出産した。

1999年に夫と正式離婚、出所後の2005年にはヴィリと結婚し、新たな家庭を築く。

時は経ち、2018年ヴィリが申請したことから離婚が成立。2020年にメアリーは末期がんで亡くなっている。