2018年のアフガニスタンを舞台に、アメリカ軍兵士と米軍に協力したアフガン人通訳との、国境を越えた固い絆を描く社会派ドラマです!  (原題 : Guy Ritchie's the Covenant,  上映時間 : 123分,  製作 : 2023年/アメリカ・イギリス・スペイン合作)



監督は、『シャーロック・ホームズ』シリーズ、『コードネーム U.N.C.L.E.』『アラジン』『ジェントルマン』の "ガイ・リッチー"。



キャストには、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』『ノクターナル・アニマルズ』『ワイルドライフ』『THE GUILTY : ギルティ』の "ジェイク・ギレンホール"。



イラク・バクダット出身で、TVドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』や『エクソダス / 神と王』『ある戦争』に出演の "ダール・サリム"。



単なる戦争映画だと思って観に行ったら大間違いでした。さすがガイ・リッチー監督の激しく心を揺さぶられる衝撃の感動作でした。



いつものガイ・リッチー流の痛快なアクションやユーモアは控え気味で、リアルすぎる戦場と銃撃戦は緊迫感が半端ありません。



死と隣り合わせの緊張感が続き、絆という言葉で簡単に片付けられない、過酷で壮絶な物語になっています。観終えた後で、いろいろと考えさせられる映画でした。



《一口メモ》

「コヴェナント」とは、"約束" あるいは "契約" の意味です。もともとは旧約聖書の中に出てくるユダヤ人と神との契約が典拠(てんきょ)ですが、現代のアメリカでは「必ず守る約束」という意味で使われています。