《第76回 カンヌ国際映画祭 パルムドール(最高賞)受賞作品》


人里離れた雪山の山荘で転落死した男性と、殺人容疑をかけられた妻の疑惑に、視覚障害を持つ息子が真相に迫るさまを描いたヒューマン・サスペンスです!  (原題 : Anatomie d'une chute,  英題 : Anatomy of a Fall,  上映時間 : 152分,  製作 : 2023年/フランス)



監督は、『ソルフェリーノの戦い』『ヴィクトリア』『愛欲のセラピー』の "ジュスティーヌ・トリエ" で、本作が長編作品4作目になります。



キャストには、『ありがとう、トニ・エルドマン』『希望の灯り』『アイム・ユア・マン / 恋人はアンドロイド』の "サンドラ・フュラー"。



『ブラッディ・ミルク』『グレース・オブ・ゴッド / 告発の時』の "スワン・アルロー"。



TVドラマシリーズで俳優デビュー。『フューマニティ通り8番地』の "ミロ・マシャド・グラネール"。



『冬時間のパリ』『パーフェクト・ナニー』の "アントワーヌ・レナルツ"。



夫の転落死から端を発し、そこから夫婦の日常が法廷で "解剖" 暴かれていく。これは事故か?自殺か?殺人か?真実はどこにあるのか!本作は観客を試すような内容で、フランス映画らしい作品になっています。



中盤からの法廷シーンは圧巻で、観客はその法廷にいる傍聴者のような感覚に陥ります。上映時間152分は長いと思っていましたが、気が付いたら時間を忘れるくらいのめり込んで観ていました。