南米ボリビアで実際にあった事件をもとに執筆され、ベストセラーとなった小説「ウーマン・トーキング」を原作として、映画化したドラマです!  (原題 : Woman Talking,  上映時間 : 105分,  製作 : 2022年/アメリカ)



監督は、『アウェイ・フロム・ハー / 君を想う』『テイク・ディス・ワルツ』『物語る私たち』の "サラ・ポーリー"。



キャストには、『キャロル』『LION ライオン / 25年目のただいま』『ローズの秘密の頁(ページ)』『ナイトメア・アリー』の "ルーニー・マーラ"。



『ブレス / しあわせの呼吸』『蜘蛛の巣を払う女』『ファースト・マン』の "クレア・フォイ"。『ジュディ / 虹の彼方に』『ワイルド・ローズ』の "ジェシー・バックリー"。



『メリー・ポピンズ : リターンズ』『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の "ベン・ウィショー"。『スリー・ビルボード』『ノマドランド』の "フランシス・マクドーマンド"。



本作は、第95回アカデミー賞では作品賞と脚色賞にノミネートされ、脚色賞を受賞した作品で、自らの尊厳を守るために語り合った女性たちの感動の物語です。



伝統的な生活を守るキリスト教派メノナイトの村で、集団的な性暴力から逃れるため女性たちが密かに話し合う、実話ベースの質実な会話劇が展開されます。



激しい暴力シーンや泣き叫ぶシーンは、いっさい出てきません。しかし彩度を抑えた平穏な画面からは、女性たちのひそかな怯えや抑圧された怒りがひたひたと伝わってくる。そんな素晴らしい映画でした。