また考えてしまった・・・

娘の事


「どうして私の娘が病気になって死ななければならなかったんだろ?」



「この人なら越えられる」と神様は試練を与える・・・とか言うけど

私はあといくつ試練を越えさせられるんだろう・・・



今まで私が越えてきた試練

そりゃぁたくさん


普通に平凡に暮らしてきてる人の何倍だろ??


抜けられないトンネルは無い

とか言うけど・・・・


私のトンネル、いつまでもいつまでも続いてるんだけど・・・・?



娘はたった19年と5ヶ月

何のために生まれてきたんだろう?


そのうち何年辛い思いをしたのか・・・

楽しい時間は少しはあったのかな??って考えた



中学の頃、「兄」の事で家庭内は大変だったっけ

2年の修学旅行のとき親が子供に手紙を書く・・・というイベントがあった

それに子供が旅先から返事を書く・・と言うもの


私は

「お兄ちゃんの事で大変な思いをさせてるね

 辛い思いをさせてゴメンね

 あなたの心が心配だよ」ってそんな事を書いた記憶がある


娘から来たハガキにはこう書いてあった

「そりゃぁ辛い事もあるけど大丈夫だよん」と



この子は大丈夫・・・と勝手に思っていた



最期の入院の時

カミングアウトした

「実はね・・・お母さん

私は中学の1・2年で苛められてた」


初めて聞いた。

愕然とした

「気付いてあげられなくてごめんね」と泣いた・・・

娘に何度も謝った


「でもね・・・

中3からは大丈夫だったよ。

高校も2年までは楽しかったよ・・・・」と言ってくれた


あの時のハガキ・・・「辛い事もあるけど」は

家庭の事ではなかったんだ・・・とあとになって気がつく「馬鹿な母親」



そんな辛い事もあった娘


幸せって思う瞬間はあったんだろうか??



中学になって吹奏楽を始め

高校でも吹奏楽部に入部


1年生の時からコンクールに出してもらえた

コンクールで「金賞」をいただいた事もある

別の大会で好成績を収め、「全国大会」の舞台も経験させてもらった



この頃・・・・

娘が一番幸せだったのかも知れないな・・・・って思う


クラブをやっていた事、クラブの仲間

それがあの子の短い人生を一番輝かせてくれたんだと思う



私なんて・・・

半世紀近く生きてるけど

輝いてる時なんて・・・・・無いや~