ピラトはイエスに言った。
「真理とは何なのか。」
こう言ってから、再び
ユダヤ人たちのところに出て行って、
彼らに言った。
「私はあの人に何の※罪も認めない。
ヨハネの福音書18章38節
ピラトは、再び外に出て来て
彼らに言った。「さあ、あの人を
おまえたちのところに連れて来る。
そうすれば、私にはあの人に
何の※罪も見出せないことが、
おまえたちに分かるだろう。」
イエスは、
茨の冠と紫色の衣を着けて、
出て来られた。
ピラトは彼らに言った。
「見よ、この人だ。」
祭司長たちと下役たちは
イエスを見ると、
「十字架につけろ。十字架につけろ」
と叫んだ。ピラトは彼らに言った。
「おまえたちがこの人を引き取り、
十字架につけよ。
私にはこの人に※罪を見出せない。」
 ̄ ̄
ピラトはイエスを釈放しようと
努力したが、
ユダヤ人たちは激しく叫んだ。
「この人を釈放するのなら、あなたは
カエサルの友ではありません。
自分を王とする者はみな、
カエサルに背いています。」
 ̄ ̄
ピラトは、
イエスを十字架につけるため
彼らに引き渡した。
ヨハネの福音書19章4〜6,12,16節
※罪…あるいは「有罪とする理由」
・補足・
ピラト…ローマ帝国のユダヤ総督
カエサル…当時のローマ帝国の皇帝
ユダヤはローマ帝国の支配下にあった