ダビデは、

イスラエルのすべての長、すなわち、

各部族の長、王に仕える各組の長、

千人隊の長、百人隊の長、

王とその子たちの全財産と家畜の

担当者の長、宦官、有力者、

およびすべての勇士たちを

エルサレムに召集した。

 

ダビデ王は立ち上がって、

こう言った。

「私の兄弟たち、私の民よ。

私の言うことを聞きなさい。

私は主の契約の箱のため、

私たちの神の足台のために

安息の家を建てる志を持ち、

建築の用意をしてきた。

 

しかし、神は私に仰せられた。

『あなたはわたしの名のために

家を建ててはならない。

あなたは戦いの人であり、

人の血を流してきたからである。』

 

 ̄ ̄

そして、私にこう言われた。

『あなたの子ソロモンが、

わたしの家とわたしの庭を造る。

わたしが彼をわたしの子として選び、

わたしが彼の父となるからだ。…』

 

 ̄ ̄

わが子ソロモンよ。

あなたの父の神を知り、

全き心と喜びの気持ちをもって

神に仕えなさい。

主はすべての心を探り、

すべての思いの動機を

読み取られるからである。

もし、あなたが神を求めるなら、

神はあなたにご自身を現される。

もし、あなたが神を離れるなら、

神はあなたをとこしえまでも

退けられる。

 

今、心に留めなさい。

主は聖所となる宮を建てるために、

あなたを選ばれた。

勇気を出して実行しなさい。」

 

ダビデはその子ソロモンに、

玄関広間、神殿、宝物室、

屋上の間、内部屋、贖いの間などの

設計図を授けた。

 

歴代誌第一28章1~3,6,9~11節

 

 

※喜びの気持ち・・・直訳「喜びのたましい」

 

・補足・

出エジプト以来 神の(契約の)箱は天幕にあった

(サムエル記第二7:1~17参照)