さて、天に上げられる日が
近づいて来たころのことであった。
イエスは御顔をエルサレムに向け、
毅然として進んで行かれた。

そして、
ご自分の前に使いを送り出された。
彼らは行って
サマリア人の村に入り、
イエスのために備えをした。

しかし、
イエスが御顔をエルサレムに向けて
進んでおられたので、
サマリア人は
イエスを受け入れなかった。

弟子のヤコブとヨハネが、
これを見て言った。「主よ。
私たちが天から火を下して、
彼らを焼き滅ぼしましょうか。」

しかし、
イエスは振り向いて二人を叱られた。

そして一行は別の村に行った。

ルカの福音書9章51~56節


・補足・
天に上げられる日…十字架の死と
復活の後(マルコ16:19参照)

※異本に「エリヤがしたように」を
加えるものもある
(列王記第二1:10,12参照)

・参考・
ヤコブとヨハネ…二人には
ボアネルゲ、すなわち、
雷の子という名をつけられた
(マルコ3:17参照)