─父から財産をもらい、
遠い国に旅立った弟息子。
そこで放蕩し財産を使い果たした後に
激しい飢饉が起こって
彼は食べるにも困り始めた─

彼は、豚が食べているいなご豆で
腹を満たしたいほどだったが、
だれも彼に与えてはくれなかった。

しかし、
彼は我に返って言った。
『父のところには、
パンのあり余っている雇い人が、
なんと大勢いることか。
それなのに、私はここで
飢え死にしようとしている。

立って、父のところに行こう。
そしてこう言おう。
「お父さん。
私は天に対して罪を犯し、
あなたの前に罪ある者です。

もう、
息子と呼ばれる資格はありません。
雇い人の一人にしてください。」』

こうして彼は立ち上がって、
自分の父のもとへ向かった。
〜明日に続く〜

ルカの福音書15章16~20節