またイエスは言われた。
「神の国はこのようなものです。
人が地に種を蒔くと

夜昼、寝たり起きたりしているうちに
種は芽を出して育ちますが、
どのようにしてそうなるのか、
その人は知りません。

地はひとりでに実をならせ、
初めに苗、次に穂、
次に多くの実が穂にできます。

実が熟すと、すぐに鎌を入れます。
収穫の時が来たからです。」

またイエスは言われた。
「神の国はどのようにたとえたら
よいでしょうか。
どんなたとえで
説明できるでしょうか。

それはからし種のようなものです。
地に蒔かれるときは、
地の上のどんな種よりも
小さいのですが、

蒔かれると、生長して
どんな野菜よりも大きくなり、
大きな枝を張って、
その陰に空の鳥が
巣を作れるほどになります。」

マルコの福音書4章26~32節