イエスは再びツロの地方を出て、
シドンを通り、
デカポリス地方を通り抜けて、
ガリラヤ湖に来られた。

人々は、耳が聞こえず
口のきけない人を連れて来て、
彼の上に手を置いてくださいと
懇願した。

そこで、イエスは
その人だけを群衆の中から連れ出し、
ご自分の指を彼の両耳に入れ、
それから唾を付けて
その舌にさわられた。

そして天を見上げ、
深く息をして、
その人に「エパタ」、
すなわち「開け」と言われた。

すると、
すぐに彼の耳が開き、
舌のもつれが解け、
はっきりと話せるようになった。

マルコの福音書7章31~35節