先週、卓球の全日本選手権が行われました。

 

男子は張本選手

女子は早田選手

優勝おめでとうございます

 

私は出かけていたので結果を知ってから動画で試合の一部を見ました。

録画しとけば良かったなあと後悔。

張本選手と戸上選手の決勝戦は、全日本の歴史に残るような素晴らしい試合だったようです。

優勝決定直後の会場でのインタビュー

張本選手は、相手を讃え、自分もアピールし、ユーモアを交えての堂々のコメントでした。

6年ぶりの全日本優勝だそうです。よく耐えたなあ。今回勝ち切った粘りと勢いをそのままにパリオリンピックで躍動してほしい。

 

パリオリンピックの最終選考会として、女子はポイントで早田選手が抜け出ていて、2番手を決める要素が強かった全日本。一つ勝ちが多かった平野選手が2番の座におさまりシングルス代表に内定。

3人目の団体戦選手の選考ですが…

伊藤美誠か張本美和か、と言われています。

伊藤選手の底力は頼りにしたいところですが、伸び盛りの張本選手にも期待。

伊藤選手が選ばれれば、早田、平野、伊藤と同世代の仲良しで楽しい旅行

遠征になることでしょう。それで伸び伸びと力を発揮できるとか、マスコミ的にもアピールできるとか、考える人がいるかな?

マスコミ的にアピールなら張本選手が選ばれれば兄妹で出場、となる。

「勝てる選手を」「ダブルスが組める選手を」というのが建前。

伊藤選手の今の課題はメンタルだと思う。

張本選手にはワクワク感がある。

どちらが選ばれるか、私の予想は8:2で張本選手。

選考の人たちが、どの視点で選ぶのか、それによって考えていること意図するところがわかる。発表は2月5日。

 

 

 

なぜ、こんなに長々卓球の全日本のことを書いたかというと、「全日本」である人物を思い出したから。

卓球だけでなく、全日本選手権は特別な大事な大会と出場している選手たちの姿勢が教えてくれている。

伊藤選手の目に涙をいっぱいにためての試合後のインタビューは、よく頑張ったなと思う。

選考レースの渦中にいながら全日本を欠場するとか、試合後のインタビューを受けないとか、よほどのことがない限り許されない。

だけど、フィギュアスケートでは、全日本を3年連続欠場した人がいる。

欠場したにもかかわらず、そのあとの世界選手権やオリンピック代表に選ばれている。

欠場した理由は、インフルエンザのあとの咽頭炎の時があり、怪我の時があり。

怪我は、その前のグランプリシリーズで怪我をして、その直後、「全日本には出られないと思います」と言っていた。でも、オリンピックには間に合う、と。

あと1回の欠場理由はなんだっけ?やっぱり怪我だったか?

全日本優勝者はそのあとのアジア大会に出なければならないという条件がついた年があった。それがめどくさいから欠場したんじゃないか、と思った。

ほかの年は、宇野選手に負けるのが嫌だから欠場したんじゃないか。

怪我を理由にしたのは、ひとつには「怪我を乗り越えて」というドラマ性がほしかったから、じゃないか。あー、怪我をしてしまった、という悲壮感がなかった。あらかじめ予定していた怪我、といったら言い過ぎかもしれないが、怪我→全日本欠場→華々しい復活!をシナリオしていたような。

そんなシナリオ、本人だけでは貫徹できないから手助けするバックもいたよね。

今更ながら思い出すと、あの暗黒の時代はなんだったんだとなる。

 

 

涙をこらえて必死で答えた伊藤選手。

東京オリンピックの選考会で石川選手に負けてシングルス代表が断たれた時の平野選手のインタビューも覚えている。

崩れ落ちてもしょうがないくらいの場で必死に言葉を出していた。

やらなければならない義務なんだ。

都合が悪くなると雲隠れして、自分では何も対処せず、周りに尻ぬぐいしてもらって、ちやほやしてもらえる時にだけ出てくる。

家族関係がどうとかより、ズルいことばかりしてきた絶対王者さんの過去の仕業をひとつひとつ記事にしていってほしいわ。