子供たちが小さな時に借りていた家の近くに仕事で行った。

さんざん走り回った広い庭

木登りした大きな木がな立ち並ぶ。

あの頃よりさらに枝を伸ばしていた。

子供が沢山いるこの地区は

約束していなくても

自然と子供が集まって遊んでいた。

虫を追いかけ

川でカニを見つけ

山では蛇を捕まえ

泥んこになりながら

暗くなるまで遊んだ。


当時よく一緒に遊んだ子は

もう

お父さんお母さんになっていた。

その家での仕事だったのだが

その子たちのお母さんが

「長男くん次男くんとは

一緒に庭で遊んだり

山に行ったりしていた。

同じ小学校、中学校に通ったのに

うちの子供たちとは出来が違う。

一緒に暗くなるまで遊んだのに。

遺伝子の違いだね」

、、、、

、、、、

またか、、、、子供たちが昔一緒に遊んだ親から

よく言われる言葉。

「同じことして遊んでいたのに、、、、うちとは遺伝子が違う」


いや、

それは違う。

頭の良さの遺伝子は

主に母親からということは

専門家も言ってるようだが

それが違うというのは我が家で証明されている。

ちなみに主人は、子供が高校生の時

「子供たちは俺の時よりずっと優秀。」

と言っていた。



主人も私も子供の頭脳が育つのは「環境」が主だと思っている。


もしも

頭の良さが「遺伝子」で決まるなら

うちは、長男も次男も

夢を叶えることは出来なかったと思う。

特に「母親」の遺伝であれば絶対に違うと思う。

私は、やりたかった仕事をしているし、

それをやるための資格も取ったし

決して自分を卑下はしていないが、私がやっていることは、やりたいと思えば努力すれば誰でも出来ると思っている。


子供たちがやりたい事を叶えるには

特別な頭の良さが必要であり、やりたいと思ってもどんなに努力しても

希望するほとんどの人が進むことが出来ない道。


だから

遺伝子で決まるのは困る!

否定するソースを見つけたいのに

子供たちが小さい時に「ここまでわかった親からの遺伝」という見出しの週刊誌を

よせばいいのに買って

読んで

絶望的な気持ちになった。


思わず子供たちに

「ごめんね」と心の中で謝ってしまった。

大きすぎる夢を語る子供たちを見て


どうしよう?

上位、数パーセントにどうやったら入る?、、、、

私に似たら

100%無理だ、、、、


本気で悩んだことがある。


でも

今思えば

それが良かったのかも知れない。

「母親の遺伝子」が期待出来ないなら

「環境」だ!


昔のママ友さんがいう

「うちとは違う」ものがあるとするならば

それは、、、、


ゲーム!

携帯、スマホ!

パソコン、、、、インターネット!

寝る時間!、、、、それらだと思う。


よく遊んでいた子供たちが

夜遅くまでゲームやスマホをやっているという話を

当時お母さんから聞いていた。


うちは

携帯、スマホは高校生になるまで与えなかった。(しかも、規制を掛けた)

パソコンはリビングのみ。

ネットで誰かと繋がったり

リスクの高いアクセスもリビングでは出来なかっただろう。


ゲームは

高学年から徐々に、、、、。

許したのは土日だけ。

しかも、1日40分だけ。

小学生の時のその約束は

高校生になっても何故か守ってくれていたので

黙っておいた笑

1日40分では

絶対に次には進めなかったらしい。



私が一番厳しくしたのは

寝る時間、、、、成長ホルモン!に拘っていた。

小学校までは夜8時。

中学、高校ですら9時から10時。テスト前も同じ。

日付変更線を越えてからの就寝は許さず。

休みの朝も早起きさせた。

そうすれば必然的に

夜は早く眠くなる。

高校卒業までは

昼夜逆転は

一日もさせなかった。


それは、、、、自分自身の苦い経験から。

私は

子供の頃

休みの前は

遅くまで起きていた。

そして翌日は昼まで寝ていた。

必然的に月曜日の朝は

起きられない。

学校に行っても眠くてぼーっとしていた。

月曜日の朝は憂鬱で仕方なかった。

眠い授業は辛く、つまらなかった。

成長ホルモンが足りなかったのか,背が伸びなくて

いつも「チビ」と言われていた。


子供には

あの経験はさせたくない。

学校での授業時間しか勉強しない次男は特に

学校では

意識鮮明にしておかなければいけない笑。

ただでさえボーッとしている長男も然り。

だから、子供たちの生活は

365日リズムを崩さないようにしていた。


後に、、、、大学生になった奴らは

朝までゲームやネットをし、

思いっきり昼夜逆転していた(^^;

そう、スマホもゲームも

大人になってから、とりあえず目標を達成してから

いくらでも出来るということ。

大人になってからは判断出来るので

ゲームやネットに支配はされない。


自分用にパソコンを与えたのは

大学生になってから。

それまでほとんどやらなかったので

レポート提出や

パソコンを使っての勉強に

困るかなあ?と心配していたが

それは杞憂だった。

パソコンはすぐに使いこなし

文書も図もしっかりと作成出来ていた。



次男に言われたことがある。

「ゲーム、スマホを自由にさせて貰えなかったことは

めっちゃ親に感謝だわ。

自分の中高時代を思うと

絶対に依存した。

絶対やめられなかったと思う。

子供時代含め

大学入るまでゲームやネットを自由に出来なかったことで

自分が可哀想だったことはない。

逆に

依存して学力が下がって

志望する道に進めなかったら

その方が可哀想。

俺も将来子供を持ったらゲームはさせないよ。」



子供が中学の頃

いつも一緒に遊ぶ同級生のお母さんが

「ゲームは平日は1日1時間。

休日は3時間。

そうやって制限しているの。

寝る前は

SNSで友達とやり取りしたり

、、、、。」

と言ったことがある。

それを聞いたとき

内心、、、、えっ?それ制限掛けてる?(^^;

と驚いてしまった。むしろ、やらせ放題では?


中学生の平日は

部活がある場合

案外短い。

6時過ぎに帰宅したとして

夕飯食べたりお風呂に入ったりして

7時過ぎ、、、、、

それから一時間もゲームをしたら

読書や勉強する時間がわずかになる。

勉強してからゲームしたら

暗記した事が定着しないのでは?


特に

うちのように夜9時から10時には寝る生活なら

平日ゲームだけで5時間も奪われる。

勿体ない、、、、そんなことを思っていた。

それは

私がゲームをほとんどやらないので

ゲームに価値を見出だしていなかったのもある。

そして

中学生がSNSなどやらなくてよいと考えていたから携帯、スマホは与えなかったから

子供たちは友達に誘われても出来なかった。

毎日学校で会ってる友達と家でまで

ネットで繋がらなくていい。それで仲間外れするなら友達じゃない!

そんな風に考えていた。

甘い親だけど

その辺は強い姿勢だったため

きっと買っては貰えないと最初から諦めていたのかもしれないが

子供たちは

スマホは欲しがらなかった。



我が家の場合、

長男は自分から勉強していたし、

読書好きだったので

「勉強しなさい」はあまり言わなくて済んだ。


次男は、、、、

勉強しているところを見たことがなくて

本人は授業で勉強していると言い、

宿題も学校の隙間時間に済ませていた。

学校から帰って来ても運動ばかりしていた。

大学受験では少し苦労はしたが

比較的順調だった。


早寝早起き

ゲーム、スマホ制限。


「同じ学校で同じように遊んだ」のに、、、、、

「うちとは違う」

ことをしたとしたら、

これだけ。

あとは

親バカなので

誉めて育てた笑


子供の能力は

遺伝子ではない!(特に母親は関係ない笑笑)

   

次男の同級生のお母さんが

笑いながら言ったことがある。

「子供に言ったのよ。お前が次男くんみたいに勉強が出来ないのは

お母さんの遺伝よ。

諦めなさいって。」


その時

私は

笑えなかった、、、、。


お母さんの遺伝、、、、と抗っていた私だから笑



子供の可能性を

「遺伝」のせいにして諦めないで。



やっばり

環境が一番大事。




米  あくまでも田舎の地域全員が通う公立小中の中での

狭い世界での

我が家の場合、、、、です( *´艸`)

やがて全国の闘いでの大学受験で地獄を見たのは

過去記事通り、、、、( *´艸`)

天才は環境にあらず、、、、、笑