キッキッキ…マッマッマ… MEWです。

 

 みなさん、本日は13日の金曜日ですよ。

 不吉とされるこの日にピッタリな悪魔っぽいデッキを作ってみました。

 関係ないけど、自分はPart8とかジェイソンXとかが好きだなぁ。あのぶっ飛び具合がグッとくる。あとFVJのジェイソンかっこよすぎない?

 

 

【デーモンの降臨降臨してデーモンの召喚を召喚】

 今回のデッキは新たに登場した儀式モンスター、《デーモンの降臨》を中心としたデッキです。

 え、儀式モンスターが多く収録される新パック発売前日なのに、なんで新儀式モンスターを採用していないのかって?

 だって、実戦の最中に叫びたいじゃないですか。

 

 「デーモンの降臨を降臨!」と。

 

 「遊戯王史上実際に口に出して言いたい台詞ランキング」があれば、きっと「デーモンの召喚を召喚」に並んでベスト10入り間違いなしと確信しています。

 なので、どちらかというと「儀式召喚がやりやすいギミックを積んで、そこに《デーモンの降臨》を入れた」デッキ、という感じでしょうか。

 

 

【デーモンの降臨を降臨させよう】

星6 闇 悪魔族 ATK2500 DEF1200
「奈落との契約」により降臨。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「デーモンの召喚」として扱う。
②:フィールドのこのカードは、儀式モンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されず、儀式モンスター以外のモンスターの効果では破壊されない。
③:儀式召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「デーモンの召喚」1体を選んで特殊召喚する。

 

 遊戯王の歴史の中でも古参中の古参、《デーモンの召喚》と密接な関係のある儀式モンスター。

 カード名を「デーモンの召喚」として扱う効果がありますが、《魔霧雨》とのコンボか《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の融合素材にできるかぐらいしか使うことが無いため、ぶっちゃけオマケ程度と考えていいでしょう。

 破壊耐性がなかなか強く、モンスター効果重視の昨今では長くフィールドに留まれることも多いでしょうが、破壊以外に耐性が無く、《ファイアウォール・ドラゴン》あたりにあっさり対処されるなど、「その気になれば簡単に処理できる」程度の耐性なのもまた事実。

 後続に《デーモンの召喚》を呼び出す効果もありますが、自身が破壊されづらい性質なため、正直機能する機会はあまりありません。《ブラック・ホール》あたりのアフターケアだと割り切っていいと思います。

 

 儀式召喚自体は非常に簡単で、☆6なので《高等儀式術》《デーモンの召喚》を墓地に送る事で簡単に出せます。《儀式の準備》に対応しており、こいつを手札に加えて召喚すること自体はそれほど難しくないでしょう。

 指定儀式魔法の《奈落との契約》側のテキストに《デーモンの降臨》のカード名が記されていない為、残念ながら《儀式の下準備》には非対応です。

 

 本デッキでは《高等儀式術》を手札に加える方法として《虹光の宣告者》を採用しており、これをS召喚する方法をいくつか用意しています。

 最初はこいつをS召喚して相手の行動を妨害しつつ儀式召喚の準備をする、というコンセプトのデッキとなります。

 主なS召喚方法は

  • 《ブンボーグ001》を召喚。効果で《ブンボーグ002》を特殊召喚してS召喚。
  • 《時械巫女》を特殊召喚後、《ジェネクス・コントローラー》を通常召喚してS召喚。

 といった具合ですが、《ジェネクス・ウンディーネ》を織り交ぜれば以下のような展開が可能です。

  1. 《ジェネクス・ウンディーネ》を空いている(使用する予定の)EXモンスターゾーン真下のモンスターゾーン以外の場所に召喚。デッキから《水晶機巧-ローズニクス》を墓地に送り、効果で《ジェネクス・コントローラー》をサーチ。
  2. 墓地の《水晶機巧-ローズニクス》を除外して効果を発動。「水晶機巧トークン」を特殊召喚。
  3. 「水晶機巧トークン」で《リンク・スパイダー》をL召喚。
  4. 《リンク・スパイダー》の効果でリンク先に《ジェネクス・コントローラー》を特殊召喚。
  5. 《リンク・スパイダー》《ジェネクス・コントローラー》《水晶機巧-ハリファイバー》をL召喚。効果で《ブンボーグ001》を特殊召喚。
  6. 《ジェネクス・ウンディーネ》《ブンボーグ001》《虹光の宣告者》をS召喚。

 上記の動きで、《ジェネクス・ウンディーネ》1枚から《水晶機巧-ハリファイバー》《虹光の宣告者》という布陣を作れます。

 【セフィラ】等でも採用されている展開パターンを《虹光の宣告者》向けにアレンジしたものですが、本デッキでは《虹光の宣告者》をあらかじめ正規召喚しておくことには大きな意味があります。

 

 

【天使族の採用理由】

 本デッキでは《虹光の宣告者》以外の儀式パーツのサーチ方法を、《デーモンの降臨》《儀式の準備》で補い、《高等儀式術》の方は《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》で行っています。

 《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》の②の効果によって墓地の天使族を特殊召喚できますが、この時の筆頭特殊召喚先として有用なのが《虹光の宣告者》です。

 《デーモンの降臨》はモンスターによる破壊への耐性は凄まじいですが、魔法や罠、破壊以外の除去は普通に効いてしまいます。それらを回避する目的でも、隣にはぜひ《虹光の宣告者》を並べておきたいですね。積極的に蘇生を行うのであれば、もうちょっと魔法カードの枚数を増やしてもいいかもしれません。

 

 本デッキでは☆3チューナーが多く、《虹光の宣告者》のS素材の片割れとして☆1非チューナーが必要ですが、そこに《時械巫女》を採用しているのも「自力で特殊召喚できる」点の他に、《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》で蘇生できる天使族」という条件も同時に満たしているためです。

 ☆1を繰り返し蘇生できるという点で《リンクリボー》も使いまわせますし、リリースを数多く行うため、《闇黒の魔王ディアボロス》《竜の霊廟》等と共に追加採用してもいいかもしれませんね。悪魔っぽさがさらにアップします。

 

 

 天使と悪魔が共存する本デッキ、動かしてみるとなかなかに楽しいです。

 というか、儀式デッキを動かすのが最近楽しいです。次はどんな儀式カードを使おうかな…。

 

 

 キッキッキ…マッマッマ…