ゲーム冒頭でキャラメイクに時間かけるタイプ。MEWです。

 今回取り上げるのは公式のやや細かめな裁定やルールになります。みんなでワイワイするデュエルの場合は、そこまで気にしなくてもいい・・・かもね。
ルールは一見複雑そうだけど複雑だぜ!


Q.
 残りLPが1000の時にライフコストが1000のカードを使えるの?
A.
 使えます。もちろんコストを支払った時点でライフが0になるので負けますが。
 アニメ5D'sではアキさんがこれを利用してうまく遊星にバトンを渡しましたね。



Q.
 神の宣告BF-疾風のゲイル等で特定の数値が半分になる時、小数点以下が算出された場合はどのような計算をするの?
A.
 小数点以下の数値は四捨五入によって計算されます。
 例えばLPが525の時に神の宣告で支払うべきライフコストは半分の262.5。これを四捨五入して263となります。
 攻撃力や守備力の計算も同じです。
BF-疾風のゲイル



Q.
 ダメージステップ中にチェーンを別々に作ることはできないって聞いたんだけど?
A.
 正確には「ダメージ計算時にチェーンを別々に作ることはできない」です。それまでのダメージステップ中ならばステップ終了まで、別のチェーンブロックを組むことが可能です。
 例えば、ダメージステップ中にのみ発動できるオネストAとオネストBを計2枚使用する場合、1枚目のオネストAを使用・効果適用を処理完了した後、同じダメージステップに次のチェーンブロックを作ってオネストBを使う事ができます。
 しかしダメージ計算前にのみ発動できるBF-月影のカルートAとBF-月影のカルートBを使用する場合、Aの使用・効果適用を処理完了した後、そのダメージ計算時にはもう別のチェーンブロックを作れないので、そのまま戦闘処理を行います。BF-月影のカルートBの使用タイミングは訪れません。使用するのであれば同一チェーン上で使うしかありません。
 このように、ダメージステップとダメージ計算時は似ているようで扱いが全然違うのでご注意ください。なお、テキスト中に「ダメージ計算時に発動する」等と明記されていないカードはダメージ計算時には発動できません。
オネスト < ダメージ計算時発動不可
 BF-月影のカルート < ダメージ計算時に(のみ)使用可能



Q.
 守護神官マハードが初期手札に存在します。効果で特殊召喚できる?
A.
 最初にプレイヤーが持てる5枚の手札はドロー扱いではありません。ドローではないので守護神官マハードの効果は使用できません。
 ・・・じゃないとインフェルニティ・デーモンの特殊召喚が(手札0枚の状態からドローしたので)第1ターン目で出来ちゃうことになるでしょ?
 カード5枚を手に持った状態で、はじめてゲーム開始です。
 各種遊戯王関連ゲームやADS等で初期手札を獲得する時、いかにもデッキからドローしてますよ的な演出を見る事になりますが、あれもドロー扱いではありません。大事な事なので2回言いました。
ドローっぽい < それっぽい演出だけど、ドローじゃないです。
 


Q.
 ABC-ドラゴン・バスターの素材をフィールドから除外する場合、装備カード状態のカードも除外できるの?
A.
 できます。
 これはユニオンを扱わないプレイヤーにはあまり知られていないようですが、先日【ABC】が構築可能になったため、新たにユニオンモンスターを使うプレイヤーは覚えておいた方がいいと思います。
 知ってる・知らないだけで切り札の召喚スピードが違ってくる場合もありますから。
XYZ-ドラゴン・キャノン < 俺達にとっては重要なコトでした
 これ以外にも【剣闘獣】全盛期に知れ渡ったルールですが、裏側守備表示の素材でも特殊召喚可能なことなども、あまり知られていない様子で。



Q.
 日本語版以外のカードは使っちゃ駄目なの?
A.
 ルール改訂に伴い、数年前に公認大会での海外カードの使用は禁止になりました。
 ・・・というか、トラブルが頻発していたのにOKしていたそれまでがおかしかったんですが。
 あくまで公認大会での使用禁止ですので、海外版OKの非公認大会などでは普通に使ってもOKです(あらかじめ大会の主催者等に確認の上ご使用ください)。
 ただしその場合にも、対戦相手に日本語のテキストが確認できる何らかの方法を用意しておくのがベストです。



Q.
 エクシーズ素材はどのように置くのがベストですか?
A.
 縦向きが正解です。Xモンスターが守備表示になっていても、持っているX素材は縦向きのまま重ねます。
 公式ルールブックにもちゃんとそう書いてあります。
 あとX素材は公開情報なので、できれば相手にもわかりやすいように置いてあげてください。
no17



Q.
 ルールブックに「装備カードは重ねる」って書いてあるんだけど・・・。
A.
 その通りです。
 遊戯王ゲーム作品などはカードを全く重ねていませんが、これは装備カードが魔法&罠ゾーン1ヵ所を使うことをわかりやすくするためと、「重ねる」ことで見辛くなってしまうことを懸念した結果だと思われます。後発のADSなどはこれを真似ただけですので、このままを実際のプレイで真似るのは正しいやり方とは言えません(少なくとも公式的には)。
 最近はユニオンの装備状態をよく見ることになりそうなので、装備カードの扱いにはお気を付けて。
 ・・・まぁ、両方のプレイヤーにわかりやすかったらそれでいいんじゃないかって気もしますが。



Q.
 除外されたカードはどこに置けばいいの?
A.
 デュエルフィールド外であればどこでもかまいません。公式で「除外ゾーン」なる場所があるわけでもないです(便宜上、そう呼ばれているだけです)。
 MEWの周りでは墓地の下に横向きで置く人も多いですが、自分は「横向きにして、墓地とは全然違う場所に置く」ようにしています。基本的に墓地と切り離して確認できるのであれば、どこに置いてもOKです。
 時々、墓地も除外も似たような置き方をしていたせいで、自分が置いたカードの場所が混乱したままカードを扱い、「除外から蘇生しようとする」「裏側除外カードを相手に見せちゃう」「墓地と除外を混合して置いてしまう」など、ジャッジキル寸前に陥る人がいますが、置く場所をちゃんと決めておいてこんな無用の罰則は受けないようにしましょうね。
 過去の世界大会規定では「墓地に重ねておくことは誤解や混乱を招く」として違反行為に指定されたこともあります。特にキッチリした大会などでは墓地の下に置くなど、混合しかねない置き方は避けるべきでしょう。
 当然ですが、相手プレイヤーや、ゲームをしていない周囲の人に迷惑がかからない場所に置くのが最低限のマナーです。



Q.
 サイドデッキとエクストラデッキのスリーブは統一しないといけないの?
A.
 スリーブとはつまりカードプロテクターです。念のため。
 以前は統一する必要がありましたが、ルール改訂に伴いエクストラデッキのみ別スリーブの使用が可能となりました。
 サイドデッキのカードは、それぞれ入れ替える先のデッキと統一させる必要があります。メインデッキに投入する予定のサイドカードはメインデッキと同じスリーブを、エクストラデッキのカードと入れ替える予定のサイドカードはエクストラデッキと同じスリーブを使います。なので、場合によってはスリーブが2種類混合したサイドデッキになることもあり得ます。
 「サイドデッキにエクストラデッキのカードを入れる際は、全カードを同一スリーブを統一する必要がある」なんてことはありません。安心。
 まぁ混成したサイドデッキは相手に見せたらバレバレなので、戦略がバレる可能性もあります。真剣勝負の場なら全スリーブ統一が望ましいですかね。



Q.
 カードが反り返っちゃった。どうしよう。
A.
 レアリティによってはカードは簡単に反り返ってしまいます。ゴールドレアのカードやTHE DARKSIDE OF DIMENSIONSムービーパックのカードなんかが特に反りやすいです。
 もし反ってしまったら、タッパーに乾燥剤と一緒に入れ、カード全体を包み込むように重石で敷いておくと自然に戻ります。100円ショップ等にあるので入手も簡単。
 ・・・ルール質問じゃない? こまけぇこたぁいいんだよ!