小夏のお葬式で | 銀あんと小梅 〜カチと小夏はお引越し〜

銀あんと小梅 〜カチと小夏はお引越し〜

虹の橋を渡ってしまったカチじいさんと小夏を想いつつ、2匹のチワワとの楽しい生活と、愛車、家族についてかいてます。

10月17日


動物霊苑に行く前に、小夏を抱っこして家の中を回りました。

銀父の部屋・・・毎日毎日7時になると起こしに行ったね。

銀兄の部屋・・・よく訪問したね。扉の前で立っていれば、銀兄が気がついて開けてくれたね。
       
        銀兄は銀ママが起こすと無愛想なのに小夏が起こしに行くといつも笑顔だったね。

銀姉の部屋・・・あまり訪問しなかったね(笑)銀姉とはいいライバルだったね。

        
銀姉や銀兄の部屋の床を物色するのが楽しそうだったね。



そして、



その日は燃えるゴミの日。


小夏はゴミ捨てについて行くのが好きだったね。


銀父がゴミ袋を持ってくれて、銀ママは小夏を抱っこして一緒に最後のゴミ捨てに。


ゴミを置いた後はいつものように近所をぐるっとお散歩。

小夏はお散歩が嫌いだったけれど、お母さんの抱っこで出かけるのは大好きだったね。




そして、一番最初に徳島のブリーダーさんのお宅に小夏を迎えに行った時と同じようにGOLFちゃんに乗って、小夏を送りに行きました。


家に来てくれたときと一緒だね。



小夏がいつも使っていた小さなクッションと、大好物のバナナを1本。
(最初は一袋3本全部と思ったけれど、さすがにそれは食べすぎなので1本に)
小夏の大好物、その二のさつま芋を1個。


動物霊園で箱とお花を買って、小夏を棺に納めました。

一番小さな箱です。

霊園のスタッフのおじさまに「このクッションでいつも寝ていたんです」
と伝えて、クッションを小夏の下に敷きました。

そして

「大好きだった食べ物を持ってきました」と訴えたら

「あまりたくさんは困ります」と言われたので

「じゃあバナナだけでも・・・」とお願いして小夏の頭上にバナナを1本置きました。

お顔の横にいつも食べてたフードも置きました。

ふとスタッフのおじさまを見上げると


銀ママに背を向けて何やら作業をされていたので






バナナの横にさつま芋もささっと入れました。


家族全員泣いていたのに、銀姉が一瞬  ぷっ  と吹き出しました。

銀ママもやってやったぜと言わんばかりに頷きました(笑)



人間と同じようにお数珠を乗せてもらい、お経をあげてもらった後火葬をしました。

銀平も一緒に行ったので、向こうの方のご厚意でお線香を5本用意していただき

自分たちの手で火葬するという意味のお線香を箱の近くに置きました。



行きの車の中では助手席に小夏と銀ママ。

後部座席に銀平と銀姉、銀兄だったのですが、いつものように小夏のそばに行きたいと

銀平がキューキュー泣くので、銀ママが二人とも抱っこしたのですが

帰りの車の中は小夏の姿が見えないので、銀平は後部座席で静かに乗っていました。




できることなら火葬したくない、そのままの姿でそばにいてもらいたい・・・


そう思ってしまうのですが、姿が見えなくなって初めて

小夏はこの世界にはいないんだと諦めがついたような気がします。


そういう意味では、お葬式をあげて火葬するって残された家族にとっても大切なことなんですね。


今はカチくんの時同様にテレビの横に小夏がいます。いつも一緒です。


会いたくなるとお骨を抱っこして目を閉じて顔をつけると、気持ちが落ち着きます。


気持ちが整理できるまで埋葬は待ってね。

もうしばらく一緒にいてね、こっちゃん。